2022.11.30カテゴリー:印鑑について
印鑑でミスをしてしまった際の訂正の仕方とは?NGな例についてもご紹介!
- 確認書類で印鑑がにじんでしまった
- どこまでのにじみが許されるのか知りたい
- このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
いくら丁寧に押したとしても、ミスは生じてしまいます。
もう一度書類を印刷できれば良いのですが他の印鑑が押されている場合、訂正が必要になります。
何年かビジネスを行っていれば印鑑を訂正した経験がある方もいらっしゃいますよね。
そこで今回はビジネスマナーに合っている印鑑の訂正方法と失敗しない押し方をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
- 絶対にNGな訂正の仕方は?!等の重要な記載もございますので是非とも最後までお読みくださいませ。
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目次
どこまでのかすれが許されるのか?
失敗の基準が分かっていないと、訂正するべきタイミングが分かりませんよね。
多少かすれやにじみがあっても、度合いによっては読み取り可能な場合もあります。
以下の基準を理解して無駄に訂正しないようにしましょう。
大丈夫な場合のミス
印鑑の文字が読める場合は、多少ミスが生じてしまっていても大丈夫です。
また、90度未満の傾きであれば見た目が悪いですが問題ありません。
アウトな場合のミス
かすれやにじみによって文字が読みづらくなっていると訂正する必要があります。
ミスの基準として文字が読み取れるのかが挙げられます。
文字の枠にきちんと朱肉が付いているのか確認しましょう。
失敗したら書き直すのが基本です。
押印で失敗した時のことを考えて記載する部分と押印する部分がある場合、印鑑は初めに押しておくことが大切です。
印鑑を訂正する場合の正しい方法とは?
政策によって実物の印鑑を押す機会が減少しています。
しかし、今でも大切な書類には直接捺印するのが主流です。
ビジネスマナーとして正しい訂正方法を理解しておかないと失礼に値します。
以下で正しい訂正方法を見ていきましょう。
先述したようなミスが起きてしまった場合、上から押しなおす方がいらっしゃいます。
上から押しなおした時、少しでもずれが生じていると読み取りできません。
人間は機械ではないため、完璧に上から押しなおせません。
無駄な努力になってしまうのでやめておきましょう。
具体的に、どのように訂正すれば良いのでしょうか。
1. ミスしてしまった箇所に重ねて正しい印鑑を押しなおします。
ミスを隠すためのものではなく、間違っていることを証明するものになります。
2. 横に正しい印鑑をもう一度捺印します。
「誰」が「どこ」を訂正したのか明確にすることが大切と言えるでしょう。
にじみやかすれだけでなく、誤って他の印鑑を押した場合にもこちらの方法で訂正します。
印鑑の押す場所を間違えた場合の訂正の仕方
実印の捺印は、契約書や重要な文書において重要な役割を果たします。
しかし、複数人が押印する際、間違った場所に印鑑を押してしまうことがあります。
このようなミスを修正する方法を詳しく解説します。
1.間違いの認識と初期対応
間違って捺印したことに気づいたら、まずは落ち着いて、間違った印影には、二重線を引いて打ち消しの意味を示しましょう。
この行為は、間違いを認め、訂正の意志があることを明確に示すために重要です。
2.訂正印の使用
次に、間違った印影の上に訂正印を押します。
訂正印は、元の印影を覆いつつも、両方の印影が識別できるように少しずらして押印します。
これにより、元の印影が意図的に修正されたことがわかります。
3.正しい場所への再捺印
最後に、正しい場所に実印を再度押印します。
このステップは、正しい手続きを完了させるために不可欠です。
このような訂正方法を行うことで、文書の正当性を保ちつつ、ミスを適切に修正することが可能です。
重要なのは、間違いを認め、正しい手順で修正すること。
これにより、文書の信頼性を損なうことなく、手続きを正しく進められます。
押す印鑑を間違えた場合の訂正の仕方
印鑑の間違いは、何も押す場所を間違えてしまうだけではありませんよね。
場合によっては、間違った印鑑を押してしまうこともあるでしょう。
そこでここからは、実印ではなく認印を押してしまった場合の訂正方法を詳細に説明します。
1.間違いの確認と初期対応
間違った印鑑を押してしまったことに気づいたら、まずは間違った印影に、二重線を引いて、その印影が無効であることを示します。
この二重線は、間違いを正式に認め、訂正する意思があることを表すためのものです。
2.訂正印の押印
次に、間違った印影の上に訂正印を押します。
訂正印は、元の印影を覆うように、ただし、両方の印影が識別できるように少しずらして押印します。
これにより、間違った印影が意図的に修正されたことを明確に示せるのです。
3.正しい印鑑の捺印
最後に、正しい実印を文書の適切な場所に押印します。
印鑑を押す場所を間違えてしまった場合と同様、このステップは、文書の正当性を確保するために必要です。
このような手順により、間違いを正しく修正し、文書の信頼性を維持できます。
重要なのは、間違いを認め、適切な手順で修正することです。
これにより、文書の正当性を損なうことなく、正しい手続きを行えます。
訂正する方法としてダメな例とは?
「他にも訂正方法を知っている」
このような方はいらっしゃいませんか。
マナー上、正しい訂正方法は上の一通りのみとなっています。
もしも他の方法で訂正してしまうと、教育が行き届いていないとしてイメージが悪くなってしまいます。
よくやってしまうダメな訂正例をご紹介
1.上から線で訂正する
文書と同じだと思い、こちらの方法を行ってしまうことがよくあります。
確かにこちらの方法でも訂正可能ではあります。
しかし、重要度合いが大きい書類であった場合は訳が違います。
上から線を引くか、印鑑を押すかの違いは誰が訂正可能かです。
線を引く場合、誰でも他の印鑑に訂正できます。
しかし、印鑑を上から押す場合、初めに押した印鑑を持っている方しか訂正できません。
2.上からかぶせて押しなおす
先述した通り無意味に等しい行為になります。
実印は印影が照合できない限り効力は発揮できません。
完璧に押しなおせない限り無駄な作業になってしまうのでやめておきましょう。
3.テープや液での修正
文字であっても印鑑であってもテープや液での修正はご法度です。
4.正しい印鑑を横に押すだけ
どちらを参照すれば良いのか分からなくなるため打消しを行っておくようにしましょう。
5.訂正印を押印する
小さい認め印を押しても訂正したことにはなりません。
以上がダメな訂正方法です。
これらは主に起こりやすいものというだけで、他にもやってはいけない方法は沢山あります。
正しい手順を踏むことを意識しましょう。
ダメな例を実際に行ってしまうと相手側からイメージが悪くなってしまいます。
誠実さをきちんと相手に証明するためにも間違ってしまった場合は、前の章でご紹介した正しい訂正方法を参考にしてください。
二重線訂正が不適切な理由と正しい訂正法
印鑑を使用する際、間違いを訂正する方法として二重線を引くことが一般的です。
しかし、この方法には重要な落とし穴があります。
二重線訂正のリスクと、より適切な訂正方法
1.二重線訂正のリスク
二重線で訂正する際の最大の問題は、セキュリティの低さにあります。
例えば、最初の印鑑がかすれた場合、二重線を引いて横に同じ印鑑を押し直すことがあります。
しかし、この方法では、第三者が勝手に二重線を引き、別の印鑑を押すことが可能です。
つまり、二重線だけでは、他人による不正な修正を防げません。
2.適切な訂正方法
二重線を引いた後、同じ印鑑を少し重ねて押すことが、より安全な訂正方法です。
この方法では、先に押された印鑑を無効にし、新たに押した印鑑が有効となります。
重要なのは、同じ印鑑を使用し、元の印影を部分的に覆うことです。
これにより、第三者による不正な修正を防ぎ、訂正の意図を明確に示せます。
訂正時のセキュリティを高めるためには、二重線と重ね押しの組み合わせが効果的です。
この方法を用いることで、単に二重線を引くだけの場合に比べ、不正な修正を防げます。
また、訂正した印影が本人のものであることを明確に示すことが可能です。
このように、適切な訂正方法を用いることで、文書の信頼性と安全性を保てます。
二重線訂正は、その簡便さから広く用いられていますが、セキュリティ面でのリスクが伴います。
適切な訂正方法を理解し、実践することで、文書の安全性を高め、不正な修正を防ぐことが重要です。
このような注意を払うことで、印鑑を使用する際の信頼性を保持できます。
印鑑の失敗しない押し方とは?
捺印に失敗する理由は、印鑑の押し方にあります。
朱肉が十分でなかったり正しく持てていなかったりなどの理由で失敗してしまいます。
成功すれば訂正する必要もありません。
印鑑を正しく押すためのポイント
1.付ける朱肉の量
綺麗に押せないほとんどの原因が朱肉の問題です。
まずは朱肉自体に問題がないか確認しましょう。
速乾性の朱肉の場合、朱の油が乾燥してしまっている可能性があります。
朱肉を付ける時は力を入れすぎないようにしましょう。
つけすぎると朱肉がつまる原因になります。
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さらに、印字面をチェックしましょう。
ゴミが付いていたり、欠けていたりすると綺麗に文字がうつりません。
欠けている場合には買い替え、ゴミが付いている場合はつまようじなど先の細いもので取り除くようにしましょう。
ティッシュで拭いておくとより良いです。
2.机の上で捺印しない
捺印マットを使うようにしましょう。
印鑑を押すための適度なやわらかさであるため印影が綺麗に押せます。
100円ショップなどでも購入できます。
ノートやたたんだティッシュを下敷きにしても良いでしょう。
3.押し方
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印鑑の押印面を見て向きを確認し、欄の中心に向かって上からまっすぐ押印しましょう。
両手で印鑑を支えると安定して押せます。
押してすぐ印鑑を離すのではなく、接地面がずれないよう注意しながら、小さい「の」の字を書くように重心をずらしていくと綺麗に押印できます。
印鑑は正しい手順を踏めばすぐに訂正可能です。
しかし、訂正してしまうと書類が見えにくくなったり見る側の印象が悪くなったりしてしまいます。
そのため、上のポイントを参考にしてなるべく失敗しないよう押すようにしましょう。
印鑑は「実印」「銀行印」「認印」の3種類に分かれます。
実印を使う場面は車を買ったり、家を買ったり、保険に加入したりする時です。
認印を使う時は会社の書類や荷物の受け取り、役所へ書類を提出する時です。
銀行印は銀行に関する手続きで必要になります。
ビジネス以外にも印鑑を使うタイミングはたくさんあります。
失敗しないように正しい押し方を参考にしていただけると幸いです。
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まとめ
捺印のミスの訂正方法をご紹介しました。
また、ミスしないための正しい捺印の方法もご紹介しました。
正しく使用することで、トラブルもなくなりますし、誠実さも感じられるでしょう。
手続きをスムーズに済ませるためにも、正しい訂正方法をおさえておくことが大切です。
ビジネスの場では、印鑑を押すシーンが多いです。
相手側からの印象を悪くしないためにもダメな訂正方法は避けたいです。
もし誤ってしまった場合はこの記事を参考に、正しい方法で訂正しましょう。
当社では様々な印鑑を取り扱っており、お客様の希望に沿って印鑑を作ります。
印鑑に関する疑問やご不明点があれば、お気軽にご相談ください。