2019.12.5カテゴリー：印鑑について
「フルネームが3文字だから、実印を作る時にバランスを取りづらい」
「文字のバランスを取って実印を作る方法を知りたい」
3文字で印鑑を作るのは、バランスが取りづらくて難しいですよね。
日本人は漢字で4文字の名前の人が多いので、3文字の場合はバランスが悪くなるのではないかと心配になるでしょう。
大きな契約で用いる実印は、しっかり吟味して作りたいですよね。
そこで今回は、フルネームが3文字の場合に実印を作る時のポイントを紹介します。
□そもそも実印とは
そもそも実印とはどのようなものなのでしょうか。
初めて実印を作る方は、他の印鑑との違いが分かりにくいかもしれません。
実印は、住民登録をしている市区町村の役所において公的な認定を得た印鑑です。
役所で印鑑登録をすれば、印鑑証明が発行されます。
実印を使用することは、書類や契約に対して本人が同意し、自分の意思で決定を下した証明になります。
例えば家や土地を購入する際や、金融機関から融資を受けるような重要な契約を結ぶ際に使用します。
そのため、実印を作る時は、偽造されないようにする必要があります。
また、紛失や盗難にあわないように大切に保管しましょう。
実印は非常に重要な印鑑であり、作るのにも手間がかかります。
様々な点を考慮したうえで、自分に合った実印を作りましょう。
□実印にはフルネームを入れるべきなのか
＊一般的にはフルネームを入れる
苗字や名前だけで実印を作ることはあまりおすすめできません。
まず、苗字や名前だけを入れるのに比べて、フルネームは文字数が増えるので、偽造されにくいです。
そのため、悪用されるリスクが低下するでしょう。
また、実印は印鑑証明とともに使用すれば、自分が契約に同意していることを公的に証明できます。
住民登録した名前と同じように苗字と名前の両方を入れておく方が、使う際にも分かりやすいでしょう。
家族の印鑑をなくさないように、1か所にまとめて保管している方もいらっしゃるかもしれません。
苗字だけの実印は、他の家族の印鑑や名前を入れていない認印や銀行印と混同するリスクがあります。
大切な印鑑を紛失しないようにフルネームで作るのがおすすめです。
＊女性は名前だけの方が良い場合がある
女性は結婚すると、苗字を変更することが多いですよね。
フルネームで実印を作っていて、結婚によって苗字が変わると、再度実印を作り直す必要があります。
実印を作る時は、住民登録をしている市区町村の役所で煩雑な手続きが必要です。
そのため、非常に手間がかかります。
作り直すことは面倒でしょう。
名前だけで実印を作っておけば、結婚しても同じ実印を使い続けられます。
ただし、名前だけを入れていると、当然偽造されるリスクは高くなるでしょう。
よく考えたうえで選ぶ必要があります。
□3文字で実印を作る時のポイント
＊フルネームが3文字の場合の対処法
4文字の人の場合は、印鑑の枠の中にバランスよく文字をおさめられます。
しかし、3文字の場合は、空白が生まれて、なんとなくバランスの悪い印象を与えてしまいます。
この場合は、書体でバランスを取るか、文字を付け足すという2つの解決策があります。
＊書体でバランスを取る
書体を変えることでバランスを取る場合は、印相体を選ぶのがおすすめです。
印相体は、文字が印鑑の枠に向かって大きく広がっている書体です。
そのため、空白ができにくいので、フルネームが3文字であってもバランスが悪い印象にならないでしょう。
さらに、印相体は格調高い印象を与えられます。
重要な場面で使う実印が安っぽく見えるのは、なんとなく避けたいですよね。
また、複雑な書体なので、偽造されにくいのもメリットです。
実印は偽造されてしまうと、見ず知らずの誰かに悪用されるリスクが高まります。
それを防ぐという観点からも印相体はおすすめです。
＊文字を付け足す
3文字に加えて、「印」や「之印」の文字を付け足すことでバランスを取るのも1つの解決策です。
これらの文字を加えた印鑑も、役所で印鑑登録ができます。
4文字にしてバランスを取りたいという方にはおすすめです。
書体や文字の配置を変えてバランスを取ろうとしても上手くいかない時は、文字を足してみましょう。
□まとめ
今回はフルネームが3文字の方が実印を作る時の対処法を紹介しました。
いくつかの対処法をご理解いただけたでしょうか。
この記事を参考にして、自分だけの実印を作ってみてはいかがですか。
実印は非常に重要な印鑑です。
値段も決して安いわけではないので、よく吟味して作りましょう。
せっかく作るなら、デザインにも質にもこだわりたいですよね。
実印を作る時は当社にご相談ください。
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