2017.7.10カテゴリー:印鑑について
前回の記事では、実印を失くしてしまった時に行うべきことについてお伝えしました
・市町村の役所で廃印手続き
・警察へ紛失、盗難届の提出
・実印を用いて契約を行った関係各所への連絡
実印を失くしてしまった時には、この3つを必ず行ってください。
もし、行わなければ、身に覚えのない事であなたの人生を荒らされてしまいます。
そんな事態に陥らないためにも、日頃の管理を徹底し、万が一失くしてしまった時には、上記の事を行いましょう。
今回も前回に引き続き、印鑑を失くしてしまった場合に行うべきことについてお伝えします。
銀行印について
銀行印が悪用されてしまうと、どのような事態に陥るかを想像できる方は多いと思います。
銀行印はその名の通り、自分が口座を設けている銀行との関係を保つ重要な印鑑です。
それを他の人に使われてしまえば、明日の生活すら危うくなってしまいます。
もし、明日一日を過ごすことができても、「いつお金をおろせなくなるかわからない」という恐怖を抱えながら日々を過ごしたくはないですよね。
そのためにも、しっかりと対処法を身に付けておきましょう。
そうすることで、少しでもリスクを減らして生活することができますよ。
銀行印を失くしてしなった時の対処法
まずは、失くしたモノを確認してください。
銀行印と一緒に何かを保存してしまっていませでしたか?
口座の通帳やキャッシュカード類を一緒に失くしてしまってはいませんか?
もし、銀行印の他にも取引に欠かせないものを失くしてしまった場合、紛失を伝える手続きの際にちゃんと伝えるようにしましょう。
次に、取引先の銀行に銀行印を紛失してしまったことを連絡してください。
もし、取引先の銀行の営業時間を過ぎてしまっていても、「次の日に行けば良いか」と考えるのは厳禁です。
しっかりと失くしたその日のうちに、金融機関に連絡するようにしてください。
各金融機関は営業時間外でも紛失の連絡を受ける窓口を設けています。
そこへ連絡できる番号を調べて、必ず失くしたその日のうちに連絡してください。
そうすることで、失くした銀行印を用いた取引ができなくなります。
つまり、悪用される可能性を大きく下げることができるのです。
「銀行印を失くしたら、気が付いたその日のうちに連絡」
これだけは徹底して行うようにしてください。
そして、失くした銀行印が必要な取引が停止されたら、もう一度印鑑登録をしましょう。
今までの口座を使えないままにしたくないですよね。
そのためにも、新しい印鑑を登録しましょう。
ここでは、以下の3つが必要に成ります。
・顔写真付きの本人確認書類
・通帳
・新しい銀行印
金融機関によっては、紛失受付を郵送で発送し、住所の確認を行うこともあります。
この場合、郵送で送られてきた書類を合わせて提出する必要があるため、間違えて捨てることが無いようにしてください。
もし、顔写真付きの本人確認書類が無ければ、住民票や戸籍謄本で対応できます。
しかし、この場合、手続きが変わることもあるため、事前に確認するようにしましょう。
もしかしたら、ここで時間を取られてしまうかもしれません。
以前の住所から変わったことを金融機関に伝えていなかった場合、本人確認が再度必要になるからです。
「人の資産を守る」
これは銀行の大切な業務です。
その業務の重要性を理解して、登録してもらえるのを待ちましょう。
これで行うべきことは終わりです。
続いて、注意してほしい事を2つお伝えします。
1つ目.よく探したら印鑑が見つかった場合
「灯台下暗し」という言葉があるように、案外近くにあるかもしれません。
紛失の連絡を銀行にした後、その印鑑をもう一度使えるようにするには、本人確認が必要に成ります。
本人確認が終わって、その印鑑が使えるようになったら、もう二度と失くさないようにしましょう。
2つ目.「キャッシュカードがあるから」といって事態の深刻さを理解しない
銀行の印鑑が主に使われるのは窓口での出金手続きですよね。
「印鑑が無くても、キャッシュカードがあるんだしATMで下せばいいじゃん」
このように思われる人も少なくはないでしょう。
しかし、銀行印を失くすことは銀行との関係を、キャッシュカードのみで保たなければならない状態です。
あなたの口座を知らない誰かと共有している状態といっても過言ではないでしょう。
その状態が非常に危ない事は理解して頂けると思います。
そんな状態を少しでも早く解消するためにも、紛失手続きは少しでも早く行いましょう。
今回は、銀行印を失くしてしまった時にとるべき行動と、注意してほしい2つの事をご説明しました。
人生において、お金を欠かすことはできません。
あなたのお金を守るためにも、銀行印は大切に保管しましょう。
けれども、誰にでも失くしてしまう可能性はありますよね。
もしもの時に備えて、今回お伝えしたことを覚えて、人生に付きまとうリスクを少しでも減らしてください。