2018.9.20カテゴリー:印鑑について
いざ印鑑を使おうと思ったり必要な時に印鑑がないという経験をされたことのある方はいませんか?
特に、実印のような重要な印鑑は、普段から持ち歩いたり頻繁に取り出す機会はそれほどありません。
その分失くしたときに、どこで失くしたか思い当たらなかったり、知らないうちに失くなってしまっていたという経験をした方もいるのではないでしょうか。
印鑑を紛失してしまうと、重要な書類を期日内に提出できなかったり、契約の相手方に迷惑をかけ、悪印象を与えてしまうことがあります。
また、紛失された印鑑が悪用された場合、多大な損失を被ることもあります。
それでは、印鑑を紛失しないためにはどうすればよいのでしょうか。
今回は、二種類の印鑑の紛失予防法についてお伝えします。
□印鑑の紛失予防法
印鑑の紛失には主に、二つのパターンがあります。
自分で失くしてしまう場合と人に盗られてしまう場合です。
それぞれ原因と対策が異なるので、二つの観点から紛失予防法を見ていきましょう。
*自分で失くしてしまう場合
モノを失くしやすいタイプだと自覚されている方には特に気を付けていただきたいポイントです。
失くしてしまうケースとして一番に考えられるのが、印鑑を使った後にどこかに置きっぱなしにしてしまい、どこに置いたか忘れる。
あるいは、何かに当たり、置いていた場所から印鑑が動いしてしまうということです。
このようなことで気を付けたいのは、使ったあとに決まった場所に戻すということです。
元の場所に戻すとはいっても、すぐに習慣づけることは簡単なことではありません。
まずは、印鑑をしまう場所をしっかりと決め、リマインドを記した付箋やシールを印鑑に貼ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。
これをすることにより、印鑑を使うと同時に、しまう行動までを一連の動作として認識できるので、対策がしやすくなると思います。
さらに、印鑑を持ち、外出した際にカバンから落ちてしまったり、どこにしまったか分からなくなるということも挙げられます。
こちらも、カバンの中にしまう場所を決めておき、確実にその場所に戻すように意識をするところから始めるという必要があります。
他にも、しまう場所は決めていたけれど、どこにしまうか忘れてしまったということもあります。
印鑑は小さいので、なかなか見つけるのが難しいです。
こういった場合には、印鑑を大きめのケースに入れておく、定期的に印鑑の所在を確認する習慣を付けるという対策方法があります。
見つけやすくし、探す習慣をつけるという二段構えの対策で印鑑の紛失を予防してみてはいかがでしょうか。
*人に盗難される場合
人に盗難されてしまう場合の対策としては、貴重品の防犯の面から印鑑を守っていくことが重要です。
第一に、すぐに目につくところに置かないということが挙げられます。
例えば、机の端に置きっぱなし、かごやかばんの一番上に入っていたりすると非常に危険です。
自分が窃盗犯の視点として考えてみると、すぐに目のつくところに印鑑のような大事なものが置いてあれば目当てにしやすいと思うと思います。
そのため、目の行きにくい場所に保管しておくことで、盗難に合う可能性が少なくなります。
次に考えられるのが、印鑑証明書の管理を厳重にすることです。
重要な契約書等のやり取りに印鑑が必要になることもそうですが、そういった際には、印鑑証明書も必要になります。
そのため、印鑑と印鑑証明書が一緒に盗難されてしまうと、知らないうちに巨額の商品の売買契約が交わされていたりなど、大きな被害を受けることに繋がってしまいます。
売買契約解除の訴訟などを取り返す手段はありますが、訴訟などの法的手段に訴えると労力と時間がかかり、精神的にも疲れます。
こういったリスクを抑えるためにも、印鑑証明書の管理は、印鑑と同じくらい、もしくはそれ以上に重要なものです。
盗難の場合は、他人の悪意によって生じるものなので、自分で完全に阻止することは難しいかもしれません。
しかし、少しでもそういった被害に合う可能性を下げるためにも、自分で気をつけられることはしておくことが大切です。
また、盗難にあった場合、悪用の意図がある可能性が高いため、早めに警察に届け出をして印鑑の効力を喪失させておくことをおすすめします。
□最後に
今回は、印鑑の紛失の予防法についてお伝えしました。
たかが印鑑と思う方もいるかもしれませんが、一度失くしてしまうと、警察に届け出をしたり、新しい印鑑を買いに行ったりと色々と手間がかかってしまうものです。
大切なものですので、しっかりと自分で対策と管理をし、必要な時にどこにあるか分かり、使える状態にしておくことが重要です。
印鑑市場では、熟練彫刻師が一本一本手仕上げで最高品質の印鑑をお作りしています。
失くさずに大切に使いたい、と心から思える自分だけのオリジナルの印鑑に出会ってみてはいかがでしょうか。