2020.7.15カテゴリー:印鑑について
「銀行印を作ろうと思うけど、どうやって選べばいいかわからない」という方はいませんか。
印鑑と言っても、重要な書類に使う実印とは作る時のポイントが異なります。
ポイントを押さえておけば、オシャレなものを作ることも可能です。
そこで今回は、銀行印の選び方のポイントを解説します。
□実印と銀行印は分けて所持する方が良い
銀行印と実印を同じ用途として考えている方は多いのではないでしょうか。
銀行印とは、銀行や信用金庫などの金融機関に印影の届け出をしている印鑑のことです。
実印と銀行印を兼用することも可能ですが、その場合、紛失や盗難時のリスクが高まります。
万が一の時に備えて、両者を分けて所持することをオススメします。
□銀行印を選ぶポイントとは
銀行印を選ぶ時に重要視する点は2つあります。
1つ目は、複雑な字体のものを選ぶことです。
複製が難しい印影であれば、第三者が口座からお金を引き出すリスクを抑えられるでしょう。
2つ目は、印鑑が欠けないものであることです。
破損すると使用不可能となるため、丈夫な印材を選んでください。
この2点の条件を満たすために、大量生産されている認印を使うよりも、銀行印として作られたものをオススメします。
100円ショップや文房具店で購入できる三文判は使わない方が良いでしょう。
安いものは気軽に買える分、質が落ちますよね。
この他にも選ぶ時に気を付けるポイントをご紹介します。
*名字と名前の両方で刻印できる
銀行印は名字だけでなく、名前だけでの彫刻の場合でも使用できます。
名字を使って作成する方が多いため、他の人と差別化できるでしょう。
名前だけを使って作成するメリットは2つあります。
1つ目は、名字よりも名前の方が他の人と被る可能性が低いため、複製して悪用されるリスクを軽減できることです。
2つ目は、結婚や離婚によって名字が変わったとしても、名前は変更されないため、継続して使えることです。
他の人と区別できるように、オリジナルのものにすると良いでしょう。
*オススメの書体について
書体の中では、古印体と篆書(てんしょ)体、印相体の3つが人気です。
以前は、シンプルで文字が認識しやすい古印体が多くの人に好まれましたが、最近は防犯を意識する方が多くなり、複雑な書体である篆書体や印相体が人気となりました。
これは実印でも同様で、みなさんのリテラシーが上がっていることが分かりますね。
複製が可能な印鑑は悪用されるリスクが高まります。
悪用されるリスクを抑えるためにも、複製しにくい、篆書体や印相体を使って作成すると良いでしょう。
*銀行印の大きさとは
銀行印と認印を区別するために、銀行印は認印よりも少し大きめに作成すると良いでしょう。
男性は13.5ミリメートル~15ミリメートル、女性は12ミリメートル~15ミリメートルの大きさが一般的です。
必ずしもこのサイズである必要はなく、ご自身の使い勝手に応じて大きさを調整してください。
認印として使われている印鑑の一般的な大きさは、およそ10ミリメートル~11ミリメートルです。
認印は日常生活の中で使うことが多く、一般的な大きさの方が使いやすく便利でしょう。
一方で、認印と比べて銀行印を使う場面はそれほど多くないため、少し大きくても不便ではないですよね。
もし認印と銀行印の区別がつかなくなっても、違うサイズで作成しておくことで目印になり、分かりやすいでしょう。
目的によって使う場面が異なるため、ご自身が分かりやすい方法で管理することをオススメします。
*柄を入れてオリジナルのものを作れる
最近では桜や花びらなどの柄を印影に入れる女性が増えており、ただ使うだけでなく、見た目でも楽しむ方が多くなりました。
人とは違う柄を入れることによって、複製の防止も期待できます。
また、大きさを変えることに加えて、印鑑に使われている素材を変えることで、実印や他の印鑑との区別がしやすくなります。
インターネットで女性向けの色彩豊かなデザインのものを販売されることが増えているため、他の人の銀行印とは違うオリジナルの銀行印を作ることをオススメします。
□完成までの時間に注意して依頼する
作り方によって、完成するまでの時間が異なるのはご存知でしょうか。
印鑑を作成する時の彫り方は、機械彫りと手仕上げ、完全手彫りの3種類があり、それぞれ完成までの時間が異なります。
完成までの時間を比較すると、最も早く仕上げられるのは機械彫りで、最も時間がかかるのが完全手彫りです。
機械彫りであれば、1日か2日程度で完成し、完全手彫りの場合は、10日~2週間程度かかるでしょう。
銀行印の作成を依頼してから使う日までの時間を逆算して、彫り方を考えることをオススメします。
□まとめ
今回は、銀行印の選び方のポイントについて解説しました。
印鑑によって使う目的が変わるため、印鑑を使い分けることをオススメします。
インターネットからも購入できます。
この記事を参考にして、オリジナルの銀行印を作成してください。