公開日:2017.11.15カテゴリー:印鑑について
更新日:2025.2.7
印鑑の文字は縦書き? 横書き? 用途によって文字の向きを変えましょう!!
皆さんがお使いの印鑑は、縦書きがほとんどだと思います。
実は、世の中には横書きの印鑑も存在するのです。
むしろ、用途によっては横書きの方が好ましい場合もあります。
印鑑の向きを決定する要因は複数あり、しかも印鑑の種類ごとに異なります。
それらの理由を知っておくことで、自分の持つ印鑑の向きを自分で決められるだけでなく、愛着も湧くと思います。
- 今回は、用途に合わせた印鑑における文字の向きをお伝えします。
この記事を参考に、印鑑の向きを決めませんか。
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目次
認印の向きについて
認印は、縦書きが一般的です。
その理由として、2つ挙げられます。
1.日本の慣習
日本において、文字は縦書きが一般的ですよね。
そのため、印鑑の作成を依頼する場合、彫って欲しい文字を縦書きで伝えます。
それを見た職人は、その通りに縦書きで彫ります。
それによって、認印の文字は縦書きで作られるのです。
2.実用性
認印は、一般的な書類やビジネスの場で用いますよね。
重要度で言えば、あまり高くない書類に使われていることでしょう。
つまり、目にする人が多い印鑑です。
誰が見てもどの人が捺したかをわかりやすくしなければなりません。
もし、田中さんと中田さんが同じ職場に居たとして、どちらかが横書きの印鑑を捺したとしましょう。
その印影を見た人は、田中さんが捺したのか、中田さんが捺したのかが判断しにくいと思います。
そのような面を踏まえて、つまり文字の識別のために、認印は縦書きで作成されるのです。
認印は縦書きにして、他の人に間違われることが無いようにしましょう。
また、男性と女性で向きが決まっているということもありません。
日常で最もよく使用するのはこの認印であるため、向きには注意しておきましょう。
実印について
認印と異なっている点が1つあります。
それは、男性と女性で向きが異なっているという点です。
では、どのような違いがあるのでしょうか。
それぞれ見ていきましょう。
男性の実印
男性の実印は縦書きのフルネームが一般的です。
その理由は2つあります。
1.認印と同様、日本の慣習
慣習的に、縦書きのフルネームが採用されてきました。
2.験担ぎ
男性は一家の長として、様々な役割を担います。
名前を縦に配置することによって、家系図の様に一家の繁栄や発展を願ったそうです。
現代は昔ほど子孫繁栄に対する思いは強くありませんが、仕事や事業が成功しなければ、子孫は繁栄できませんよね。
繁栄よりも発展に期待して、フルネームを縦書きで彫った印鑑を作りませんか。
女性の実印
女性の実印は横書きのフルネームにしましょう。
男性との違いは、文字の方向が横向きである点です。
その理由は、男性と同じように験担ぎによるものです。
1.験担ぎ
横書きによる文字の配置は、安定や守護を示すとされています。
その上、横書きは文字のバランスを美しく取りやすいのです。
験担ぎだけでなく、見た目も女性に合った効果があるなんて嬉しいですよね。
あなたの美しさを横書きの実印で強めませんか。
1つ注意しておきたいのは、これらの要因は慣習の他には験担ぎしか無いということです。
そのため、男性であっても横書き、あるいは女性であっても縦書きというのも悪いことではありません。
たとえば、男性でも安定を願い、女性でも発展を願うというのはおかしなことではありません。
それをもとに実印を作れば、女性の場合は縦書き、男性の場合は横書きということになるでしょう。
自分の主義主張に合わせて印鑑の向きを選ぶというのも、現代流と言えるかもしれませんね。
銀行印について
銀行印は、どちらか一方に決まっているという訳ではありませんが、横書きがオススメです。
性別によってこれは決まっているという訳ではありません。
横書きの理由は2つあります。
1.実印と同じ験担ぎ
縦書きには、お金が上から下に流れてしまうイメージがあるとされています。
横書きにすることで、上から流れてきたお金を受け止めることができるそうです。
このような時代ですから、お金を受け止めたり、どっしりとした安定感を求めていたりする人は多いでしょう。
実際に効果があるとは限りませんが、それらによって安心感を得るのは、日本人らしさに溢れていますよね。
お金に関する不安を抱かれている方は、銀行印を横書きにしてみてはいかがでしょうか。
2.実用性
銀行印を横書きにすることで、認印との区別を明確にすることができます。
実印、認印、銀行印がセットになった商品も存在していますが、混同してしまう人は少なくないようです。
サイズなどによって違いはありますが、同じ色、同じ形の印鑑が3本もあったら、わからなくなってしまうのも当然と言えるでしょう。
印面を変えることによって、その間違いを防ぐことができます。
それぞれの印鑑を正しい用途で使うためにも、文字の方向を工夫してみてはいかがでしょうか。
また、男女によって少しの違いがあります。
どちらも横書きですが、男性は苗字だけ、女性は名前だけを彫ることもあるそうです。
将来、結婚して苗字を変更する可能性があることを考えると、女性はその方が良いかもしれませんね。
験担ぎだけでなく、認印との区別を明確にするという実用的な面も考慮して、銀行印を作りましょう。
横書きの印鑑を作る際の注意点
横書きの印鑑を作成する場合、右から左に読めるように文字を配置してください。
その理由は、日本の古い慣習によるものです。
現代では、外国の影響を受けて左から右に読むことが一般的になっていますが、昭和初期では右から左に読むのが一般的でした。
実は、その名残は今でも残っています。
マンガや雑誌、文庫本などは右から左へ進行しますよね。
右から左へ文章を作成していた日本人は、そのように自然に目が移ってしまうそうです。
これは好みやデザイン性の問題ではなく、実用性に関わってくることです。
印鑑を見る側の事も考えて、昔ながらの風習に従って、印鑑を作りましょう。
以上を端的にまとめると、以下のようになります。
- 実印は、男性は縦書き、女性は横書き
- 銀行印は、横書き
- 認印は、縦書き
銀行印は横書き、認印は銀行印と区別するためにも横書きがおすすめですが、実印の向きは実用性とあまり関係ありません。
その点と自分の考え方をどちらも考慮して、向きを考えられると良いでしょう。
文字のレイアウトについて
文字の方向が決まったら、文字のレイアウトを決めることになります。
このレイアウトは文字数や識別性、デザイン性を考慮して考えていきましょう。
文字が1文字の場合
「南」や「谷」のような場合、横書きでも縦書きでもレイアウトはあまり変わりません。
中央に文字を配置するようにしましょう。
2文字で縦書きの場合
中央に文字を配置することになります。
基本的に縦書きですが、銀行印の場合は横書きとなり、中央に配置することになります。
また、姓と名を合わせて2文字の場合も、横書きとなります。
この場合は、先ほど紹介した通り、右に姓、左に名を配置します。
たとえば名前が「谷静」だとします。
右に谷、左に静が来るように、つまり陰影が「静谷」となるようにします。
3文字の場合
苗字や名前の場合は縦書きまたは横書きの1列になるようにレイアウトします。
しかし、フルネームが3文字の場合は、姓と名で改行が必要となります。
たとえば、名前が「谷静江」だとします。
縦書きにする場合、右に谷、左に静江が来るようにします。
合わせて2列になるように作成することになるでしょう。
4文字以上の場合
縦書きの場合、姓のみなら一列、フルネームなら2列となります。
姓が4文字であっても縦一列にまとめることになる点は、間違いやすいと思うので注意しましょう。
もう一つ注意したいのが書体です。
文字が複雑であったり書体によってどんな文字か分かりにくい場合が想像できます。
そのため、誰が見ても分かりやすくなるように意識する必要があるでしょう。
まとめ
今回の記事では、印面の向きを、印鑑の種類ごとに解説してきました。
印鑑の向きは、主に「実用性」と「験担ぎ」によって決まっていることが、お分かりいただけたと思います。
ただしそのレイアウトは、ある程度決まっていたり、見やすいように書体を工夫したりする必要があります。
今回の記事を参考にして、自分の思いを込めた印鑑を作ってみてください。
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今回の記事で印鑑の向きを考えた方もいらっしゃるかもしれません。
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