2022.6.30カテゴリー:印鑑について
この記事をご覧の皆さんは
「印鑑をきれいに押す方法が知りたい」「印鑑の押し方を基本から学びたい」
このようなお悩みを抱えているかもしれません。
そこで、今回はきれいに押す方法と、押し方の基本などについて解説します。
全ての人に役立つ内容なので、ぜひ参考にしてください。
□印鑑をきれいに押す方法をご紹介!
印鑑は日常のさまざまな場面で使いますよね。
例えば履歴書などの重要な書類や荷物を受け取るときなどです。
いざという時にきれいに押せると、失敗してまた押し直したり、場合によっては書類を書き直したりする必要がなくなります。
ここではきれいに押す方法について解説します。
1つ目は必要なアイテムを準備することです。
準備するものは主に印鑑と朱肉、捺印マットです。
捺印マットがない場合はいらなくなった紙で代用可能です。
紙を敷かずにそのまま印鑑を押してしまうと均等に力が伝わらずにかすれてしまう可能性があります。
また印鑑と朱肉を選ぶ際に重要なポイントがあります。
印鑑を選ぶ場合は、平らになっているかどうかを見るようにしましょう。
そもそも平らになっていないものもあり、そのような印鑑を選ぶと、いくらきれいに押そうとしてもかすれたりにじんだりします。
朱肉は材質にポイントがあります。
速乾性のものや布製のものなどさまざまですが、にじんだり乾いたりしにくい素材のものを選びましょう。
印鑑ケースに付属している朱肉を使う方も多いですが、そのような朱肉だときれいな陰影が残りにくいです。
2つ目は印鑑の持ち方にこだわることです。
上向きか下向きか分からなくなってしまう方もいると思います。
印鑑の上の部分ということを示す印がついているので、上下が分からなくなった場合に便利です。
次に印鑑の印面の下に親指を当てましょう。
印鑑の中でも吉相体などはどちらが上か判断しにくいです。
押す前に印面を確認して、上下の逆押しにならないように注意しましょう。
3つ目は押す前の姿勢に気を配ることです。
印面の下に親指を当てて朱肉をつけてください。
この時、力が入りすぎると溝に朱肉が溜まりきれいな陰影が出にくくなります。
全体に軽くつける意識をすると良いでしょう。
4つ目は押し方に注意することです。
真上から力をかけて押してみましょう。
印面全体を紙に当てて上下左右に力を入れるときれいに押せます。
特に重要な書類の場合、印鑑を押すときに緊張して、力んでしまいがちです。
力むとにじんでしまい、きれいな陰影が残らないので、押す前は必ず力を抜くようにしてください。
次の項で押し方の基本についてより詳しく解説します。
□印鑑の押し方の基本をご紹介!
印鑑の押し方の基本をご存知ですか。
押し方を気にしなくとも大問題には発展しないので、あまり考えずに押してきた方も多いのではないでしょうか。
ここでは押し方の基本をより深く解説するので、ぜひ参考にしてください。
まず正しい持ち方について知っておきましょう。
先ほども軽く説明しましたが、印鑑を押す際は持ち手の指を意識してみてください。
人差し指を印面の文字の上に添えて、親指と中指の3点で支えます。
印鑑の持ち方はあまり知られていないですが、きれいに押すには持ち方にこだわることをおすすめします。
なかなかきれいに押せない場合は、持ち方がきれいかどうか疑ってみてください。
次に印鑑を押す位置についても確認しておきましょう。
全ての記入が完了して後は印鑑を押すだけとなった時に、印鑑を押す場所が曖昧でどこに押せば良いかわからないとなってしまうかもしれません。
ここからは印鑑証明が必要な場合とそうでない場合、また法人印の場合に分けて解説します。
基本的に書類に押印するときは記載されている文字に被らないように押印します。
被ってしまうと、判別できないとして証明できない可能性もあります。
印がしっかりと見える位置に押すことを心がけましょう。
逆に、証明が必要ない書類の場合は印と他の文字が少し被る位置に押すと良いでしょう。
被らない位置に押してしまうとその印だけを取り出して悪用される危険性があります。
実印や銀行印などの証明印の場合は特に注意してください。
書類に印と記載されている場合もありますが、必ずしもその場所に印鑑を押す必要はありません。
法人書類の場合は角印か丸印の2種類を使います。
どちらか一方のみを使うのが一般的ですが、たまにどちらも使うケースもあります。
角印の場合は会社名の最後の文字が印影の中心に来るように押しましょう。
名前と印の高さを合わせると見栄えも良くなります。
丸印は社名と代表名に印を押すときに使いますが、文字に重ならないように名前の横に押印します。
こちらも印影の中心と文字の中心が一致するようにするときれいに見えます。
□印鑑をきれいに押せない理由は?
印鑑を押すときの失敗例として印影が欠ける、インクが薄い、にじむ、まっすぐにならないなどの失敗例があると思います。
ここではこれらの失敗がどうして起こっているのか、理由について解説しましょう。
ゴム印がきれいに押せない理由は以下の通りです。
・印面が汚れている
・つけるインクが足りていない
・余分なインクがついている
・力が入りすぎている
まだまだ理由は考えられますが、代表的な理由はこれらが挙げられるでしょう。
印面の汚れに関しては押す前にインクやごみが溜まっていないかチェックすることを心がけてください。
汚れたままだといくら押し方などに気を付けてもどうしてもきれいに押せません。
掃除する際は以下のポイントを心がけてください。
1つ目は捺印が終わったら印面をきちんと拭くことです。
水を濡らしたガーゼやウェットティッシュなどで拭きましょう。
本体を洗うと粘着部分が剥がれる可能性があるので、印面のみを濡らして汚れを落としてください。
2つ目はケースで印鑑を保管することです。
印面がゴムの場合は特にケースに入れて保管することをおすすめします。
ゴム印は実印よりも経年劣化しやすいからです。
また、ゴム印は消耗品なので古くなったらその都度交換することもご検討ください。
インクの量は適量を心がけましょう。
少なすぎてはかすれてしまいますし、多すぎてはにじんでしまいます。
インクの量が適量でも、押すときに余分な力が入っていると印影がにじむ可能性もあります。
大事な書類の場合は緊張してしまい余分な力が入ってしまいがちですが、適度にリラックスして押印しましょう。
□印鑑をまっすぐ押す方法を解説!
最後に印鑑をまっすぐきれいに押すときに役立つアイテムをご紹介します。
1つ目は印鑑ホルダーです。
印鑑ホルダーを用いることで朱肉を別途用意する必要がなくなりますし、押したい場所にしっかり押すことができます。
内部に小さな朱肉があるので押印時にわざわざ朱肉を付ける必要がなくなります。
2つ目は印面が見える印鑑です。
どうしてもまっすぐに押せない場合はこのような印鑑を購入することも1つの手です。
印鑑の上から印面が透けて見えるので、押印するときに傾いているかどうか確認できます。
カラーバリエーションやサイズも豊富なので、用途に応じて使い分けることもできます。
□まとめ
この記事では、印鑑の押し方について解説しました。
きれいに押すためにはアイテムにこだわったり持ち方を確認したりしてください。
また印鑑の押し方の基本についても解説したので、押し方が分からなくなった時にお役立てください。
印鑑の押し方に困った場合はぜひこの記事を参考にしてくださいね。