2018.1.15カテゴリー:印鑑について
お子さんが就職先を決定された人も居るでしょう。
「就職祝いとして何か贈ってあげたいけど何が良いんだろう」
このように思われている方もいらっしゃるでしょう。
新社会人として活躍していってもらうためにも、実用的な物を贈りたいですよね。
そのような方にオススメするのは印鑑です。
この記事を参考に、贈り物としての印鑑について考えてみませんか。
今回は、新社会人へのプレゼントとしてふさわしい印鑑の選び方をお伝えします。
□新社会人へ印鑑を贈るのをオススメする理由
就職先が決まった後は、新生活への準備やスーツなどの社会人として必要な身だしなみを揃えるのに精一杯になってしまいます。
そのため、後からでも用意できるような印鑑は後回しにされてしまいがちです。
しかし、印鑑を持っていない人を世間は社会人と認めてくれるでしょうか。
銀行口座の開設、住民票の届出など、印鑑がなければ生活に必要な行動を十分にできませんよね。
「印鑑を自分で管理できる」と認めてもらえないと、いつまでも親に頼りながら生活する事態に陥ってしまいます。
その上、印鑑は使う人のプライベートや人生に大きく関わりますよね。
特に新社会人の多くの方が印鑑を用意する必要がある機会は3つあります。
1つ目は、会社と雇用契約を行うときです。
就職するためには、内定後に会社と雇用契約を結びます。
このとき、雇用契約書という書類が必要になります。
雇用契約書には、ご自身の捺印が必要です。
雇用契約書に捺印する際は、どのような印鑑でも特に問題はありません。
しかし、シャチハタや大量生産の三文判などはなるべく使わないことをおすすめします。
会社との雇用契約は、現在そして将来のご自身の生活を決める非常に大切なものですので、きちんと自分で作製した印鑑を押すのが良いでしょう。
2つ目は、銀行口座を開設するときです。
会社に就職すると、給与は一般的に銀行振込で支払われます。
したがって、会社によっては振込先の口座と支店を指定されることもあります。
その場合には、新たに口座を開設する必要がありますよね。
新たに口座を開設する際に必要になるのが銀行印です。
銀行印に三文判を使おうと考えている方は多いですが、これは絶対に避けるべきです。
なぜなら、三文判は大量に生産されているため、全く同じものがたくさんあるからです。
したがって、誰かが同じはんこを入手して銀行で手続きを済ましてしまえば、お金を引き出されてしまう可能性があります。
また、三文判は大量生産されているのみでなく、安い材質が使われていることが多いため耐久性にも乏しいです。
印鑑の縁が欠けて印面が変わってしまえば、再度銀行印の変更手続きを行う必要があります。
印鑑専門店であれば、はんこの偽造を防止するため同じはんこは作りません。
また、印鑑の材質もきちんとしたものを選べます。
3つ目は、賃貸契約を結ぶときです。
社会人になって一人暮らしをするという方は多いですよね。
一人暮らしの際は、まず賃貸住宅を借りる必要があります。
手続きで、家主と賃貸借契約書を交わしますが、このときの賃貸借契約書には、実印を押す必要があります。
また、印鑑登録証が必要となる場合もあります。
契約書に実印を押すことは、自分の意志でこの契約を交わしたということを示す役割があります。
そのため、偽造されない印鑑を作る必要があります。
さらに、賃貸住宅の場合は家賃が口座引落になることも多々あります。
口座引落の手続きをする際にも、銀行印は必要です。
親族のように、親しい間柄でなければ、プレゼントとして選ぶことができない物でしょう。
急に印鑑が必要になって、慌てて購入してしまい、後悔する事態に陥ってしまう方は少なくありません。
新社会人となったお子様に、人生を自分で歩んでいってもらうためにも、印鑑を贈ってみてはいかがでしょうか。
□新社会人に印鑑を贈るなら3本セットの印鑑がおすすめ
印鑑には、様々な種類があります。
用いる役割によって、種類も異なりますよね。
「どういう印鑑を贈れば良いんだろう」と悩まれる方も少なくないでしょう。
新社会人の方へ印鑑を贈る場合は、3本セットの印鑑をオススメします。
3本セットには、以下の印鑑が揃えられています。
・契約書、申請書に用いる「認印」
・銀行口座の開設などに必要な「銀行印」
・自分名義で自動車や不動産を購入する際に必要となる「実印」
どの印鑑も社会で生活していくのに役立ちます。
ちなみに、それぞれの印鑑には次のような意味が含まれています。
・認印は「自覚」
・銀行印は「自立」
・実印は「責任」
認印は、印鑑登録がされていない一般的なハンコのことを言い、3つの印鑑の中で最も使用する機会が多いでしょう。
そのため、社会人であれば必要時にすぐ取り出せるように持ち歩いておきたいハンコです。
認印の大きさは、他の2種類よりも小さいものにしましょう。
男性で12.0mm、女性で10.5mmが一般的です。
銀行印は、金融機関で使われることが多い印鑑で、上記でご説明したように、銀行で普通預金などの口座を開設する際に必要となります。
実印をそのまま銀行印として利用する方もいらっしゃいます。
しかし、万が一盗難などに遭ってしまった場合に悪用されてしまうリスクがありますので、実印と分けて銀行印を用意しておくことをおすすめします。
銀行印のサイズですが、自分の持っている実印と同じ大きさは避けて少し小さめが良いです。
一般的には、男性は13.5mm、女性は12.0mmが多いです。
実印と銀行印とでは、ハンコの書体と大きさを変えて、悪用されるリスクを防ぎましょう。
実印は、市役所などで正式に登録された、自分の姓名が彫られている印鑑のことを指します。実印の用途としては、上記以外にも、重要な契約や公正証書の作成などにも使われ、主に法律や社会的義務を負う際に使われることが多いです。
そのため、実印は一番重要なハンコと言えるでしょう。
実印のサイズはできるだけ大きい方が良いとされています。
男性は18.0mm、女性は15.0mmが多いようです。
皆さんの中には、「まだ実印はいらないんじゃないか」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
確かに、実印は新社会人が使う印鑑ではありませんし、必要になる機会もそう多くはありません。
しかし、人生になくてはならない印鑑です。
社会人としての責任を自覚してもらうためにも、この機会に贈ってみてはいかがでしょうか。
親だからこそ、社会での活躍を期待して、これらの印鑑を贈ってあげるのも良いかもしれませんね。
また、どのハンコも大事になりますので、紛失などには注意しましょう。
□新社会人となる男性へ贈るのをオススメする印鑑
新社会人になるお子様が男性の場合、以下のように印鑑を用意するのをオススメします。
*認印
男性の認印は苗字を縦彫りにしましょう。
認印を捺す書類は、色々な人が確認しますよね。
そのため、誰が捺印したのかを把握できるようにする必要があるのです。
書体にもこだわって、読みやすい認印を作りましょう。
*銀行印
男性の銀行印は苗字を横書きにしましょう。
印面を見た時に、右から読めるようにするのが一般的です。
横書きの銀行印には、「お金が縦に流れないようにする」という意味が含まれます。
充実した人生を過ごしてもらうにはお金が欠かせません。
印鑑の種類とその印鑑に含まれる意味を確認されてみてはいかがでしょうか。
*実印
男性の実印はフルネームを縦に彫りましょう。
実印は個人を証明する、人生に欠かせない印鑑です。
偽造防止のためにも、フルネームにしましょう。
□新社会人となる女性へ贈るのをオススメする印鑑
新社会人になるお子様が男性の場合、以下のように印鑑を用意するのをオススメします。
*認印
女性の認印は男性同様、苗字を縦書きで彫ってください。
理由も男性と同じです。
しかし、大きさに注意してください。
女性の認印の大きさは10.5cmが一般的です。
小さい印鑑は女性の手に合いますし、印面からも女性らしさを感じます。
女性の印鑑は、男性より一回り小さいサイズだということを意識して用意してください。
*銀行印
女性の銀行印は名前を横書きに彫ってください。
男性の銀行印が苗字なのに対し、女性の銀行印が横書きなのは、結婚を控えているからです。
将来に期待を込めて、名前を彫りましょう。
*実印
女性の実印は名前だけを横書きで彫ってください。
銀行印同様、女性は結婚による改姓を控えていることも理由の一つです。
結婚した後、実印を使うのは男性が多い事も理由になるでしょう。
□まとめ
今回は、新社会人へのプレゼントとしてふさわしい印鑑の選び方をご説明しました。
印鑑の重要性は、親としての時間を長く過ごされた皆さんが一番ご存知だと思います。
お子様の一生を支える最後の機会として、社会人にふさわしい印鑑を贈りませんか。
当社では、様々な印鑑を取り扱っております。
印鑑を作る際は気軽にお問い合わせくださいね。