2016.7.26カテゴリー:印鑑について
印鑑市場では、銀行印はご注文フォームで縦彫り、左から右の横彫り、そして右から左の横彫りをお選びいただくことが可能です。
実印では、そのような指定フォームはございませんが、ご注文フォーム最後の備考欄に彫刻方向のご指示、横の場合は、左から右、右から左、の方向までご指示をいただきましたら、対応させていただいております。
横彫りの彫刻方向ですが、これは押した時に印鑑の文字を読む方向ですが、右から左は、昔ながらの読み方です。
そして、左から右は、現代の文章が左から右へ読むように、最近の横彫り方向です。
どちらが正しく、どちらが間違っているということはなく、お好みの問題です。
特に「田中」というような、お名前であれば、横の彫刻方向の解釈によっては、「中田」とも読まれることもあり、
混乱を避けるためには、「縦」が良いという考え方もあります。
しかし、、印鑑店によっては、女性の実印や銀行印の下の名前だけで作った印鑑は、
横彫りでないといけない。というようなことを主張するところもあります。
結論から申しますと、このようなことは、全く根拠が無く、お好みの問題などで、彫刻方向まで一印鑑店が、とやかく言うことではないと思います。
「家庭を守る女性は安定を意味する横彫りにしないといけない。縦彫りを持つと、旦那様の代わりに家庭を支え一家の大黒柱になるとういう意味があるのでやめた方が良い。」
こんな主張をする印鑑店が、全国各地に散見されますが、
「家庭を守る女性」という事自体が、古めかしい考え方でありますし、
横が縦よりも安定するという根拠もありません。
「縦彫りを持つと、旦那様の代わりに家庭を支え一家の大黒柱になるとういう意味が・・・」
というのも、「代わりに」ではなく、旦那様と同じ「縦」で揃え、一心同体で家庭を支える、、、という考え方もできますね。
つまり、こじつけなのです。
彫刻方向は、ご自分のお好みで決めましょう。前述のとおり、特に希望がなく、よくわからないという場合は、
読み方の混乱を避けるためにも「縦」がお勧めです。