2017.3.22カテゴリー:印鑑について
実印と同じくらい重要なのが、銀行印であることはみなさんご存知のことかと思います。
ですが、銀行印を選ぶ際にも意識しておきたいポイントがいくつかあることはご存知でしたでしょうか?
今回は「失敗しない銀行印の選び方」ということで、実際に銀行印を作る際に意識しておきたいポイントについてまとめてご紹介していきたいと思います。
銀行印は兼用しないほうが良い
印鑑は銀行印も実印も同じものを兼用して使えばいいんじゃないのと思っている方もいるかもしれません。
実際のところ印鑑そのものに対して銀行印と実印などに明確な定義はないので、同じものを使い回すことは可能なんです。
ですが、偽造されるリスクを考えると兼用はやめておいたほうが良いでしょう。
同じ印鑑を兼用して使うということは、それだけ印鑑が外に出る機会を増やすことになりますので、偽造されやすくなってしまいます。
また、兼用していた印鑑を万が一紛失や盗難に遭ってしまった場合には、市町村役場と金融機関の両方に届出をして改印の手続きをふむ必要が出てくるのでとても手間がかかってしまいます。
これらのリスクを考えた上で、これから銀行印を作るという方はめんどくさがらずに、銀行印専用の印鑑を作るようにしてくださいね。
銀行印はフルネームや苗字じゃないといけない?
銀行印は実際のところフルネームでなければいけないとか、苗字だけでなければいけないのようにこれといった決まりはありません。
なので、選ぶ基準としては、偽造されにくいものを作るのがベストだといえるでしょう。
オススメとしては男性はフルネーム、女性は名前で作っておくことです。
男性であればやはり偽造されにくくしておくという意味で、フルネームで作っておくのが無難でしょう。
女性ももちろんフルネームのほうが偽造されにくいのですが、結婚前の女性の場合、フルネームで作っていると結婚した際に印鑑をつくりかえる手間が出てくるのです。
なので、結婚がまだだという方はフルネームではない上で、苗字よりも名前のほうが他の人とかぶる可能性が低く偽造されにくいので、名前での銀行印の作成がオススメと言えます。
書体やサイズはどうしたらいいの?
印鑑に用いられる書体はいくつか種類がありますが、銀行印としてよくおすすめされるのが「篆書体(てんしょたい)」と「印相体」の2つです。
これらの特徴として、字体が複雑で判別が難しく偽造されにくいという特徴があります。
持ち主の資産を守る重要な印鑑ですので、これらのような可読性の低い書体が好まれます。
詳しくは印鑑の書体について記した記事がありますので、そちらを参考にしていただいた上で、デザインなどの気に入った書体を選ばれるのがベストと言えます。
またサイズに関しては一般的には、認印よりも少し大きめのサイズが良いとされています。
男性であれば、13.5mm~15.0mm、女性であれば、12.0mm~15.0mmくらいのサイズで作っておくと無難で失敗はないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は銀行印を作る際に失敗しないために意識しておきたいポイントについてご紹介しました。
これらのポイントを意識して作っておけば失敗はないかと思います。
ですが、もうひとつ大切なこととして、必要になった時に焦って作らないということです。
印鑑は一生ものであり、自分を証明する大切なものです。
焦って作って失敗してしまうことを防ぐためにも、余裕がある時に銀行印を作る準備をして納得のいく印鑑を作るようにすることも、失敗を防ぐ上でとても大切になってきますので意識してみてくださいね。