2018.8.15カテゴリー:印鑑について
みなさんこんにちは。みなさんは女性の方向けの印鑑にどんな種類があるのかご存知ですか。印鑑にも女性の方向けの印鑑の素材や書体や形式、男性におすすめの素材や書体や形式があります。
今回は女性が印鑑を作成する際にどんな印鑑がおすすめなのかご紹介していきます。
・実印登録
日本に住んでいる以上実印を作らずに済むということはないと思います。実印とは自分が住んでいる地域の役所に登録した印鑑のことで戸籍上の名前が彫られた印鑑しか登録することが出来ません。
ですが、女性の場合、結婚して名字が変わるということがあります。
この場合戸籍上の名前も変わるため、フルネームで実印を登録していた際、その実印も変更しなければなりません。こういった事態を避けるため、下の名前のみの印鑑を実印登録することをおすすめします。
・素材
女性におすすめする印鑑の素材は琥珀や彩樺、オランダ水牛、アグニ、白檀、スネークウッド、薩摩本柘、象牙です。ここでは、それぞれの素材の特徴についてご説明していきます。
・琥珀
琥珀は大昔の木の樹脂などが何千万年、何億年という膨大な時間をかけて地面の中で化石化したもののことです。暖色系の色合いを持ちながら透き通って透明感のあるとても神秘的な外見をしています。この外見のため、女性に人気な印鑑の素材となっています。琥珀の印鑑を使用する際は決して耐久性の高い素材というわけではないのできちんとケースに入れて暑すぎる場所などを避けて保管するようにしてください。
・彩樺
この彩樺はこの素材特有の木目が特徴的です。また、エコな素材であることも知られています。真樺と呼ばれる樹木とフェノールレジンと呼ばれている樹脂を加熱処理して作られたものです。
・オランダ水牛
別名白水牛とも呼ばれていて、白や黒、茶色などのグラデーションが特徴の印鑑です。一本一本異なる色合いで全く同じ柄の印鑑がありません。また牛の角のどこの部分を使っているかによって値段が異なります。
・アグニ
アグニとは積層強化木と呼ばれている真樺とフェノール樹脂を混ぜたものからできています。赤い木目調の見た目が特徴で耐久性にも優れているうえ環境にも良い素材として知られています。
・白檀
白檀とは主にオーストラリアやインドネシア、インドなどからとれる木材を使ったもので線香や匂い袋の原料としても使われているようにとてもいい香りがします。白檀は長く使っていると朱肉の油分が染み込んで印鑑の部分がもろくなってしまう可能性があります。ですので使用後はしっかりと朱肉をふき取るようにしてください。
・スネークウッド
スネークウッドは世界で最も密度の高い木材として知られています。希少価値もとても高く、見た目は黒を基調とした蛇柄をしていてその見た目の美しさと硬さ希少価値の高さから木の宝石とも呼ばれています。
とても硬い素材ですが木材ですので湿度や気温には強い訳ではありません。そのため、保管の際はしっかりとケースに入れて激しく温度や湿度が変化する場所は避けて保管するようにしてください。
・薩摩本柘
薩摩本柘とは柘という樹木の中でも繊維が詰まっていて印鑑の素材として適している薩摩本柘という柘を使っている印鑑です。
木目がとても綺麗な木材になっていて値段もリーズナブルなものが多いことから印鑑の素材として最もポピュラーな素材の一つとして知られています。木材であるため、保管の際は気温や湿度に気を付けて保管するようにしてください。
・象牙
象牙の印鑑はとても人気がありはんこの王様とまで呼ばれています。象牙の印鑑の特徴はなんといってもその高級感溢れる見た目です。クリーム色がかった見た目に独特の模様があり使えば使うほどあじがでてきます。
また、こういった見た目だけではなく、耐久性能がとても高く、丈夫なため大事に保管していれば一生ものなるという点、朱肉のつきがよくはっきりとした印影を残すことが出来る印鑑としての性能の高さも人気の原因となっています。
・書体
女性の印鑑におすすめの書体は太枠篆書体です。太枠篆書体とは篆書体をベースとしてそこから印鑑の枠を太くして文字を細くしたものです。文字を細くしたことによって篆書体と比べてどっしりとした感じがなくなり、軽い仕上がりになり文字が丸みを帯びていて女性らしい文字になっています。
この太枠篆書体以外にも実印なら吉相体がおすすめです。実印はとても大事な印鑑なため、万が一にも偽装されないようにセキュリティー性能が高い印鑑にする必要があります。
この吉相体は可読性がとても低く、複雑になっているため、とてもセキュリティー性能が高く実印に向いている書体になっています。
・サイズ
実印の場合、女性の実印のサイズは13.5ミリメートルや15ミリメートルが一般的となっています。
□女性が実印を作るタイミングとは?
女性が実印を作るタイミングとしては、以下で紹介するような時です。
いざという時に困らないように、前もって作っておくと良いでしょう。
まずは、自動車の売買をする時です。
社会人になると、多くの女性が自動車に乗るはずです。
会社に行ったり買い物に出かけたりする際には自動車が欠かせない、という方も出てくるでしょう。
自動車の売買の時には実印が必要になりますが、契約の際に手間がかからないように、前もって実印を作っておくことが大切です。
次に、不動産を購入する時です。
不動産を購入する際にも、実印は必要になります。
実印がなければ不動産を購入できず、住む場所が定まらない可能性もあるので注意しましょう。
不動産の購入にも関連しますが、ローン契約の際にも実印は必要です。
大きなお金が関わる問題ですので、トラブルが発生しないようにすることが求められます。
また、女性が実印を作るタイミングとして最もふさわしいのが、結婚のタイミングです。
結婚すると苗字が変わる方がほとんどですので、女性にとっては新しい人生が始まる瞬間になります。
そのため、人生の大切な節目に実印を作っておくと、その後も安心でしょう。
成人したり、社会人になったりするタイミングで実印を作るのもおすすめです。
成人式や、就職して社会人デビューするタイミングも、人生の大きな節目と言えます。
自分の実印を作って管理することは、1人の大人として責任を持つことの証とも言えるでしょう。
責任を持って社会で生活し始めるタイミングで実印を作っておけば、大人としてスムーズに社会に対応できるはずです。
□実印に関するよくある質問
ここからは、実印に関するよくある質問に答えていきます。
実印を作る際には、多くの方が同じような悩みを抱えていますので、きっと参考になるはずです。
1つ目は、「名前がひらがなの場合はどうすれば良いのか」という質問です。
当然のことながら人によって名前は異なり、名前がひらがなという方も多くいらっしゃるでしょう。
実印は、ひらがなでも登録することが可能ですので、安心しましょう。
ただし、ひらがなで登録できるのは名前がひらがなの方のみですので、名前が漢字の人は登録できないことを理解しておきましょう。
また、ひらがなで実印を作る方は、フルネームで作ることがおすすめです。
偽造や複製をされやすいため、ひらがなの方はフルネームで作ると良いでしょう。
2つ目は、「フルネームと下の名前どちらで作るべきかわからない」という質問です。
実印は、フルネームでも下の名前だけでも登録できます。
しかし、先ほど説明したように、偽造されたり複製されたりする可能性があるため、フルネームで作った方が安心だと言えます。
基本的にはフルネームで作ることをおすすめしていますが、女性の場合は必ずしもそうではありません。
それは、女性は結婚すると苗字が変わる方が多いからです。
旧姓で登録した印鑑は、苗字が変わると証明印としての効果を失ってしまいます。
そのため、フルネームにするか下の名前にするかは、慎重に考えて決めるようにしましょう。
3つ目は、「縦書きか横書きかどちらにすれば良いのか」という質問です。
女性が実印を作る場合には、一般的に縦書きが使用されます。
ほとんどの実印は縦書きですので、それに従って縦書きにするのが無難でしょう。
銀行印は横書きで作られることが多いため、それと区別するためにも、縦書きで作るのがおすすめです。
4つ目は、「男性印と女性印はどこが違うのか」という質問です。
男性と女性の印鑑で異なるのは、大きさです。
女性のものは13.5から15ミリメートルである一方で、男性のものは16.5から18ミリメートルが一般的です。
今回は女性におすすめする印鑑についてご紹介してきました。
このように印鑑にもさまざまな種類があります。この機会に自分だけの印鑑を作成してはいかがですか。