2020.6.10カテゴリー:印鑑について
「婚姻届に使用できる印鑑について悩んでいる…」
「そもそも、印鑑にはどのような種類があるのだろうか…」
そのようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
印鑑は、何かの契約をしたり、宅配便を受け取ったりするときなど、意外と使う場面は多いですよね。
また、新しい戸籍を作るための「婚姻届」にも、印鑑は必要になります。
そこで今回は、婚姻届に使用できる印鑑について注意点を踏まえながら解説します。
□婚姻届に使用できる印鑑とは?
皆さんの中にも、婚姻届に使用できる印鑑について悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
まずは、印鑑には、どのような種類があるのか簡単にご紹介します。
印鑑には、「実印」「銀行印」「認印」「シャチハタ」という種類があります。
「実印」とは、本人だけのものと認められた公式な印鑑であり、役所に印鑑登録されているものです。
例えば、マイホームを購入する時や遺産相続の時などに使われ、印鑑の中でも重要度の高いものといえるでしょう。
「銀行印」とは、名前の通り、銀行などの金融機関に登録した印鑑になります。
口座を開設する時やクレジットカードを作成する時に必要です。
「認印」とは、100円ショップでも購入することができる身近な印鑑です。
とはいっても、役所に印鑑登録することで実印としても使用することができるでしょう。
「シャチハタ」とは、上記の3種類の印鑑とは違い、毎回朱肉を使用することなく、繰り返し使える印鑑です。
皆さんの中にも、宅配便の受取で使う印鑑としてシャチハタを使用している方が多いのではないでしょうか。
ここで、簡単に印鑑の種類が分かっていただけたところで、本題の婚姻届に使用できる印鑑について解説します。
婚姻届に使用できる印鑑とは、「実印」「銀行印」「認印」になります。
一方で、「シャチハタ」は、婚姻届には使用できない印鑑なので注意してください。
その理由としては、印鑑のゴムが変形したり、インクの劣化によってずれが生じたりしてしまう可能性があるからです。
実は、シャチハタは、婚姻届に限らず、公的な書類では使用できな印鑑となっているので覚えておくと良いですよ。
□婚姻届での印鑑の注意点とは?
婚姻届で使用できる印鑑について分かっていただけたと思いますが、他にもいくつか注意点があります。
やはり、人生の中でも大きなインベントとなる結婚では、失敗は避けたいものですよね。
次のような注意点を、是非参考にしてみてください。
*同じ苗字でも印鑑を使いまわすことはできない
婚姻届に印鑑を押すときに、同じ苗字だからといって1本の印鑑を使いまわすということが失敗例として多くあります。
しかし、婚姻届に使用する印鑑は、それぞれ別のものでなければなりません。
また、特に注意しなけらばならないのは女性側になるでしょう。
婚姻届を提出する時点では、まだ夫婦と認められていないので、旧姓の印鑑が必要になります。
*スタンプ台を活用する
印鑑は、しっかり押したと思っても、薄くなる場合が多いでしょう。
もし、字が判別できないほど薄くなってしまうと、その印鑑は無効となってしまいます。
また、婚姻届は、特別なものになるので綺麗に印鑑を押したいという方も多いと思います。
そのようなときに、おすすめなのがスタンプ台です。
机の上だと固すぎてしっかり押せなかったり、印字が薄かったりと欠けてしまう原因にもなるでしょう。
スタンプ台を使うとクッション代わりになってくれるので、綺麗に印鑑を押すことができますよ。
□婚姻届の印鑑で失敗してしまった場合は?
婚姻届ということで気をつけていても、間違ってしまうこともあります。
例えば、印鑑が薄かったり、反対に押してしまったりと様々なケースが考えられるでしょう。
しかし、印鑑で失敗してしまった場合でも、適切な直し方を行うことで問題はありません。
その方法は、簡単です。
間違えたところに二重線を引き、訂正印を押すことで修正が完了します。
また、やりがちな失敗として、修正液や修正テープを使ってしまうことがあるのですが適切な直し方でないので気をつけてください。
そもそも「訂正印」とは、婚姻届に限らず、書類などで間違ってしまった場合に使う印鑑で、訂正箇所のスペースが限られていることもあり小型の印鑑が多いです。
もちろん、普通のサイズの印鑑を訂正印として使っても問題ありませんが、このような小型の訂正印を一つ持っておくと便利ですよ。
婚姻届を役所に提出する時に、不備に気付くこともあるので、一緒に印鑑を持参していくこと安心できるでしょう。
□まとめ
夫婦を証明する書類となる「婚姻届」は、二人にとって、とても重要なものになりますよね。
そのため、印鑑による失敗は、防ぎたいものです。
婚姻届に使用できる印鑑は、「実印」「銀行印」「認印」であり、使用できないものは「シャチハタ」ということを覚えておきましょう。
また、今回解説した「婚姻届での印鑑の注意点」や「婚姻届の印鑑で失敗してしまった場合」を参考にしてみてくださいね。