2018.12.15カテゴリー:印鑑について
「子供の印鑑って、いつ作ったら良いのか分からない」
「どんな印鑑を選ぶべきだろうか」
このようにお悩みの親御さんも多いのではないでしょうか。
また、これから子供ができる予定のカップルの方々にとっても、将来的に気になる問題ですよね。
今回はそんな方々に向けて、印鑑を作るタイミングや種類をご紹介するとともに、おすすめの作成時期をお伝えしていきたいと思います。
また、印鑑を作る際のポイントもご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□子供の印鑑を作るタイミング
この記事をご覧になっている方の中には、「そもそも子供に印鑑って必要なのかな」と疑問にお思いの方もいらっしゃるでしょう。
そこでまずは、印鑑を作るタイミングの解説の前に、「子供に印鑑が必要な理由」を解説します。
実際、子供のときに印鑑が必要となるタイミングは、あまりありません。
そのため、子供に印鑑を贈る際は、大人になってからも使えるような物にするのが一般的です。
また、将来子供にまとまった額のお金を渡すことがあるかもしれません。
例えば大学生になって遠い地で一人暮らしすることもあるでしょう。
そのとき、親は子供名義の銀行口座を開設するのが一般的ですが、そこでは子供用の印鑑を用います。
このように、将来に備えて印鑑を作っておくのは、後々の手間を省くという観点で見ても良い選択です。
では、子供の印鑑を作るタイミングは、どのように決めれば良いのでしょうか。
結論として、子供の印鑑を作るのに、決まった時期はありません。
ここでは、子供用の印鑑を作る人が多いタイミングをいくつか挙げていきます。
*出生時
お子様が生まれるときに作る方が数多くいらっしゃいます。
やはり赤ちゃんが生まれたときというのは、思い出深いものですし記憶に留めておきたい時期でもあります。
また、初めて自分の子供と対面し、名前を呼ぶ機会でもあります。
やはり自分たちで考えた名前を呼ぶ瞬間というのは非常に感動的な場面です。
そんな思い出の瞬間を、印鑑という形で一生残るものとして作成するのです。
子供が成長して印鑑を持つようになったときに、このエピソードとともに印鑑を渡してあげれば、きっとお子さんにとっても大切な宝物になることでしょう。
*銀行口座開設時
お子様用の名義で銀行口座を開設するときに印鑑を作る方もいらっしゃいます。
お年玉やお小遣いなどを保管しておく他にも、学費など子供の将来のために貯蓄をしようということで口座開設することが多いようです。
銀行口座を開設するときには、実印でなくても銀行印のみで対応できます。
そのため、親と同じ印鑑で口座を作ってしまうこともあるようです。
しかし、親の印鑑で登録をしてしまうと、将来その口座を子供に引き継ごうと思ったときに、新しく印鑑登録をしなければならなくなります。
印鑑の再登録には時間がかかるため、口座開設の際に子供用の銀行印を作ることが多いのでしょう。
*卒業・入学シーズン
子供が学校を卒業する、または入学するタイミングでのお祝いとして、印鑑を贈るという方もいらっしゃいます。
このシーズンに印鑑を作る人が最も多く、一人前になったことを認める、もしくは大人の仲間入りということを、実印という形で示すのが目的となっています。
責任感を持たせるという意味でも、卒業や入学という節目の時期に印鑑を作るのは有効かもしれませんね。
また、学校から卒業記念として印鑑をもらうこともあるため、その印鑑を実印として登録する方もいらっしゃるようです。
*誕生日
誕生日のプレゼントとして、印鑑を作って贈る方もいらっしゃいます。
やはりお祝いの意味合いが強く表れており、デザインなどを凝ったものにするとよりプレゼント感が強くなりますね。
以上が印鑑の作るタイミングです。
何らかの子供の成長イベントの際に作ることが多いです。
中でもおすすめの時期は、お子様の誕生時や誕生日の時期です。
思い出に残りやすいですし、自然と大切にしようという気持ちも強くなります。
誕生時に作った印鑑を、何歳の誕生日にプレゼントすると決めておくのも良いかもしれません。
□印鑑の種類
次に、子供用の印鑑の種類について解説します。
お子様に印鑑を作るときに考えられる3つの状況があります。
・子供用だから、かっこいい・かわいいものにしたい
・ 将来長く使えるデザインを選びたい
・ とりあえず、間に合わせの物を作っておきたい
この3つの状況について、それぞれ説明していきます。
*子供用に、かっこいい・かわいいデザインのものにしたい
デザイン重視のものを作成する場合は、銀行印を作ることを前提にしましょう。
銀行印であれば柄付きの物が使用可能ですが、実印としての登録できないため、注意が必要です。
キラキラしたものや花柄など、様々なデザインが近年では多く見られるようになっており、子供用だけでなく結婚祝いなどにも使われているようです。
お子様と一緒のデザインの印鑑を持っておくのも、思い出として良いかもしれませんね。
*将来長く使えるものにしたい
将来ずっと使っていってほしいという思いを込めて作る場合、シンプルで大人が使っているものと変わらないデザインが好まれます。
長持ちして欠けることの少ない黒水牛の素材や、丈夫だが比較的に価格が低い柘の素材を使用したものなどが一般的です。
その他にも、琥珀のものやチタンを使ったものなど、素材にこだわっても作れるため、予算や好みに合わせて使用すると選ぶと良いでしょう。
*とりあえず間に合わせのものがほしい
何らかの事情で、急に子供用の印鑑が必要になった時などには、シャチハタで済ませてしまおうという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、現在はネット注文で印鑑を作り、急な用事にも対応できるように届けてくれる場合が多いです。
素材の悪いものやシャチハタを使うと、かすれてきたり、欠けてしまったりすることもあり、証明にならなくなってしまう場合も考えられます。
せっかくですから、ネットで注文して将来も使えるものを頼んでみてはいかがでしょうか?
□子供用の印鑑を作るときのポイント
ポイントは、以下の4点です。
・彫る名前
・サイズ
・書体
・素材
順に見ていきましょう。
ポイントの1つ目は、彫る名前をどうするかです。
主に、以下の3通りの中から選ぶことになります。
・フルネーム
・苗字のみ
・名前のみ
名前の彫り方に特に規定はなく、住民票の名前であれば大丈夫です。
ただし、慣例的に、男の子の場合はフルネーム、女の子の場合は名前のみにしておくと良いでしょう。
2つ目は、サイズをどうするかです。
推奨されるサイズは、「印鑑の種類」と「性別」によって決まってきます。
実印、銀行印、認印の順に大きく、男性の方が女性より大きいのが一般的です。
これを考慮して、仮に男の子の銀行印のサイズを決めるとすると、推奨サイズは13.5~15.0ミリほどとなります。
大きさを変える理由は、印鑑をサイズによって見分けるためです。
大きさが同じだと見分けがつきにくくなってしまうため、複数作るときはサイズもしっかり検討しましょう。
3つ目は、書体です。
印鑑の書体には、以下のようなものがあります。
・篆書体
・印相体
・隷書体
・古印体
・楷書体
・行書体
・吉相体
そして、印鑑ごとにおすすめの書体も変わってきます。
例えば、実印と銀行印におすすめの書体は篆書体・吉相体です。
一方で、認印におすすめの書体は隷書体・行書体・古印体・楷書体です。
このとき、書体も印鑑の種類ごとに分けると、見分ける際に役立ちます。
4つ目は、印鑑の素材です。
高級なチタンや水晶・天然石、伝統的な動物系の素材や木材、ポップな柄物と様々です。
いくつか紹介していきます。
木材は、軽くて丈夫でありながら、価格も比較的お求めやすいものとなっています。
値段の目安としては約3000円です。
見た目の印象も良く、丈夫であるため長く使えるでしょう。
もう1つの伝統的な素材・水牛は、値段は約5000円~7000円と少し高めですが、年代を問わず使えるものとなっています。
子供が男の子の場合は黒の黒水牛に、女の子の場合は白のオランダ水牛がおすすめです。
チタンは、耐久性の高い金属素材です。
錆びや傷、印面の欠けに非常に強く、耐久性は十分です。
色も様々あり、好みに合わせられます。
値段の目安は約10000円~20000円とお高めですが、値段に見合う良さのある素材と言えるでしょう。
□まとめ
今回は子供の印鑑を作る・渡す時期や、状況に合わせた印鑑の種類などについてお伝えしました。
作るタイミングに関して特に決まりはないですが、何らかのイベントの際に作っておくと良いでしょう。
子供のうちに作っておくことで、後から用意する手間も省けます。
サイズは印鑑の種類とお子さんの性別によって決まります。
また、素材は渡す時期や子供の好みを考慮したうえで決めると良いでしょう。
子供用の印鑑を作ろうとお思いになった際には、ぜひ印鑑市場をご利用くださいね。