2018.1.5カテゴリー:印鑑について
実印を作成するのに必要な物って? 大学生必見!! 大人の世界に入るためにも知っておきましょう!!
就職先が決まった大学生は、残りの学生生活を満喫されているでしょう。
だからと言って、遊ぶだけでなく、来年度からの生活に向けた準備もしているのではないでしょうか。
家具や家電なども大切ですが、それ以上に大切な物があります。
それは実印です。
実印がなければ、社会人としての行動が制限されてしまいます。
そのような事態に陥らないためにも、今のうちに実印を作っておきませんか。
今回は、大学生の方に向けて、社会人に欠かせない実印の作り方をお伝えします。
【1.注文先を選ぶ】
まずは、印鑑を作ってくれるお店を選びましょう。
ご近所のはんこ屋さんや印鑑屋で作成するのが一般的です。
しかし、大学や住んでいる所の近くに必ずあるとは限りませんよね。
そのような方は、インターネットを利用したネット通販を利用しましょう。
ネット通販は、印鑑作成の主流になりつつあります。
価格が安く、作成期間も短いことが人気の理由でしょう。
ネット通販を行っているお店の多くは、印鑑を彫るのに機械を使用しているのです。
勿論、高品質な印鑑を依頼すれば手彫りで作成されます。
作成期間の短さに特化したお店では、当日作成を申し込んでも、その日のうちに発送してくれる場合があるのです。
急に印鑑が必要な事態になっても、そのようなお店の存在を知っておけば対処できますよね。
インターネットでお店を決定する際は、それぞれのお店の特徴を抑えておきましょう。
実印はあなたの一生を支える印鑑です。
妥協せず、とことんこだわって、あなたが持つにふさわしい印鑑を作ってくれそうなお店を見つけましょう。
【2.素材を選ぶ】
お店を決定したら、実印に用いる素材を決めましょう。
実印には、以下の6つの素材が選ばれることが多いです。
・象牙
・黒水牛
・玄武
・彩樺
・琥珀
・チタン
見たことや聞いたことのない素材がある人も居るかもしれませんね。
これらの素材は、高級素材に分類されます。
印鑑における高級素材の多くは、デザイン性と耐久性に優れていることが多いです。
実印は一生使いますから、見た目が良く、いつまでも使える素材を選ぶのでしょう。
もし、どのような素材にすればいいのか迷ってしまった場合は、この6つから選ぶようにしてください。
勿論、これら以外の素材を用いることもできます。
なじみ深いゴム印などで実印を作りたい方もいらっしゃるでしょう。
しかし、先程の高級素材と比べると、ゴム印などは劣化しやすいです。
そのため、実印として印鑑登録が認められない場合があります。
何度も買い替えるよりも一度で買ってしまった方が、安くなることもあるでしょう。
ゴム印に比べると費用は掛かってしまいますが、将来のためにも、高級素材の実印を作りませんか。
【3.書体を選ぶ】
印鑑の素材が決まったら、次は書体を決めましょう。
基本的には、どのような書体でも問題はありません。
しかし、自由過ぎても選べずに困ってしまいますよね。
そのような方に向けて、オススメの書体を4つご紹介します。
・篆書体
お札を見てみてください。
そこに印鑑が押されていますよね。
それが篆書体です。
お札に押印された文字を見ても、なんて書いてあるかわかりませんよね。
その可読性の低さが、偽造防止というメリットを生み出します。
書体に迷われたときは、まずは篆書体から見ていってください。
・印相体
吉相体(きっそうたい)とも呼ばれています。
文字と枠が接する部分が多いため、欠けにくい特徴を有しているのです。
吉相体という名前から、縁起も良いとされており、実印に用いられることの多い書体の一つとされています。
・古印体
日本の漢字を基となった印鑑賞の書体です。
可読性が高く、馴染み深い書体でもあります。
他の書体にはない墨溜まりや欠け途切れがあるため、デザインを重視される方はしておいてください。
・隷書体
文字のバランスが整えられた書体です。
お札に用いられている文字でもあるため、どのような文字か気になったら、実際に確認してみましょう。
【4.印鑑登録できるかどうかを確認する】
実印は作っただけでは意味がありません。
市役所で印鑑登録をしてから、法的な効力を持てるのです。
注意しておいていただきたいことがあります。
それは、どんな印鑑でも実印登録できるわけではないことです。
大きな効力を持つ実印には、認めるための条件が定められています。
細かな条件は市役所によって異なりますが、以下の3つはほとんどの市役所が設けています。
・他の場所で登録されている可能性がある量産型の印鑑
・シャチハタのような手軽に買えるスタンプ式の印鑑
・直径が8mm~25mmに適さない印鑑
印鑑を作成する前に、市役所に相談に行ったり、実印にする旨をお店に伝えたりして、作ってから「実印として認められなかった…」という事態に陥るのを避けましょう。
【5.実印登録をする】
注文した印鑑が手元に届いたら、住民票のある市役所で印鑑登録をしましょう。
窓口で印鑑登録申請書というものが渡されます。
そこに住所や氏名などの必要事項を記入して、実印として登録する印鑑を申請書に押印してください。
その際、身分証明書が必要になります。
免許証などを忘れないようにしてください。
実印登録が行われたら、印鑑登録カードが発行されます。
それがないと、あなたの印鑑は実印として認められません。
実印同様、大切に保管しましょう。
今回は、実印の作り方をご説明しました。
新生活が始まってから慌ただしい思いをしないためにも、今のうちから必要な物、大切な物をしっかりと準備していきましょう。