2014.6.2カテゴリー:印鑑について
「鈴木太郎(仮名)」様からご注文があり、
実印・銀行印・認め印の3本印鑑セットをご注文いただきました。
そして、その彫刻名は実印・銀行印・認め印とも「鈴木」。
そして、ご注文後にご本人様から「家族4人で実印の彫刻名「鈴木」を
実印として、使用しようと思っているのですが、可能でしょうか?」
とご連絡をいただきました。
これは当然、不可です。
「印鑑の登録は1人1本、同一世帯で同じ印鑑の登録もできません」
実印は1人1本持ちましょう。
実印の複数本購入でも印鑑市場の「単品印鑑まとめ買い割引き」を 使えば、非常にお得です!
続いて、家族と共有する実印について考えてみましょう。
実印は重要な文書や契約に使用する印鑑ですが、一つの印鑑を家族全員で共有できると手続きや署名がスムーズになります。
この記事では実印を共有しても良いのかについてご紹介します。
□実印を家族と共有しても良いのか?
もし、家族間で実印を共有できたらどんなに楽かと思ったことはありませんか。
確かに夫婦や親子で実印を共有できれば、管理、利用がとても楽になります。
しかし、本当に実印を共有できたとしたらどうなるのでしょうか。
家族間で実印を共有できたとしたら、自分が知らない間に実印を押し、知らない間に保証人にされるといったことが考えられます。
暮らしを共にしていたとしても個人の義務と権利は守らなければいけないのです。
こういった理由から実印は一人に一本ずつ登録と管理が規定されており、男性であればフルネームのものを、女性であれば名前のみのものを登録します。
こうすることで、実印の安心と信頼を確かなものにしているのです。
□実印を共有できない理由とは?
最近では、自治体によっては夫婦で実印を共有できる場所もあります。
しかし、実印を共有してしまうと以下のような危険があります。
*実印を勝手に使われる
先ほどご紹介した通り、たとえ夫婦であったとしてもお互いのリスクは最小限に減らしておくべきです。
印鑑証明書は基本、本人が申請する必要があります。
しかし、印鑑登録カードと委任状があれば代理人でも簡単に入手できるのです。
それだけ実印への信頼が厚いと言えるでしょう。
もちろん、全ての夫婦に言えることではありません。
ただ、もしも実印を共有する予定があるのであればお二人でこうしたリスクがあることを話し合ってから決めていただけると安心です。
*複製や偽造により悪用される
フルネームや名前だけの実印であれば大丈夫ですが、苗字のみの実印だった場合、第三者により複製、偽造される可能性があります。
ほとんどの実印はフルネームで彫るためこのような可能性はきわめて低いですが、過去に複製により大金をだまし取られた事例があります。
夫婦で実印が必要になったときは、これらの観点からフルネームの実印を夫婦別々に作ることが賢い選択と言えるでしょう。
また、量販店の彫刻印鑑はおすすめできません。
量販店の印鑑は偽造、複製されやすいためです。
手書き文字で作成可能な本格的な印鑑店で実印を作るようにしましょう。
家族全員が別々の実印を所有することで、個別の責任と管理が確保されます。
それぞれが自分の実印を持つことで、自身の権利や義務を守り、誤用や悪用を防げます。
したがって、実印を家族と共有するかどうかは、家族の信頼関係や個々の事情によって異なります。
慎重に考え、家族で話し合い、最善の選択をすることが重要です。
当社は実印販売店です。
量販店ではなく、十年以上の経験を積んだ熟練彫刻職人だけが手仕上げで作成している上質で安心な印鑑となります。
もし印鑑登録できなかった場合の安心保証、「印鑑登録NG保証」も備わっているので安心です。
夫婦それぞれの実印を検討している方は、ぜひ当社までご相談ください。
実印以外にも銀行印や角印、役職印、契約領収印、ゴム印、資格印なども取り揃えています。
□まとめ
一つの実印を共有すると管理が楽になる反面、誤用や悪用のリスクが存在します。
実印は個別に登録・管理されるべきであり、共有することは避けるべきです。
共有してしまうと勝手に使用されたり、複製や偽造されたりする危険があります。
このことから大半の自治体では実印の共同利用を禁じています。
また、印鑑は当社のような実印販売店で、丁寧に彫刻してくれる場所で製造してもらうことをおすすめします。
それぞれが別々の実印を持つことで、個別の責任と管理が確保され、権利や義務を守れます。
家族の実印を揃えたい方は一度当社までご連絡ください。