2017.6.28カテゴリー:印鑑について
皆さんは押印をする必要がある履歴書の存在をご存知ですか?
就職活動に履歴書は欠かせません。
もし、押印をしなければならなかったのに、忘れてしまっていたら今後の取り組みが大きく変わってしまいそうですよね。
どのような履歴書に押印が必要なのかを覚えておきましょう。
「そんなの分けなければややこしくないのに…」
もしかしたら、このように思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、方法が一つであれば迷う必要がありません。
しかし、理由もなく分けることは無いのです。
しっかりと理由も把握し、知識として定着させましょう。
今回は、押印が必要な履歴書とやるべきことについてお伝えします。
不安なく就職活動に参加できるよう参考にしてください。
履歴書の種類について
現在使われている履歴書には、「押印欄がある履歴書」と「押印欄が設けられていない履歴書」があります。
「どちらの方が好ましい」、「どちらの方が採用されやすい」などは全くありません。
押印欄の有無を気にせずに購入してください。
けれども、一つだけ注意してほしい事があります。
それは、「押印欄がある履歴書には必ず押印すること」です。
押印欄があるのに押印をせずに先方へ提出してしまうというのは、趣味などを記載せずに提出してしまうようなものです。
一つの事が将来を大きく左右する就職活動において、そのような事態は絶対に避けたいですよね。
しかし、人間誰でも間違えることがあります。
「押印欄があったのに、押印しないで提出しちゃった!!」などの事態もあり得るでしょう。
そのような場合は、押印しなかったことに気が付いた直後に企業へ謝罪の連絡をしましょう。
相手と連絡を取り合い、面接などの機会で来社できるのであれば、その際に印鑑を持っていって、押印させてもらいましょう。
事前確認は社会人のマナーですが、ミスをした際、自分でカバーできるかどうかも大切な要素です。
自分の行動、一つ一つにしっかりと責任を持ちましょう。
2種類の履歴書が存在する理由
以前までは、全ての履歴書に押印が必要でしたが、平成9年に発表された「押印見直しガイドライン」によって、履歴書の押印欄を廃止しても良いことになりました。
そのガイドラインでは、「押印を廃止しても支障のないもの」として、履歴書や住所変更届、施設の利用申請届などが挙げられ、押印をする必要が無くなったのです。
このような理由から、2種類の履歴書が存在するようになりました。
先程、「どちらの履歴書を用いても採用には関係ない」旨をお伝えしましたが、歴史のある大企業では押印欄がなくても、履歴書への押印が求められることがあります。
その場合は、指定されている箇所を確認してから、押印するようにしましょう。
最後に、履歴書における押印の仕方についてお伝えします。
履歴書には、印鑑登録や銀行印として登録していない、いわゆる「認印」を使いましょう。
印鑑には、認印、実印、銀行印の3種類があります。
実印や銀行印は、印鑑登録や銀行へ届出を行う際に使用してしまっていますよね。
これらの印鑑を多用してしまうと、個人情報が流出してしまう可能性が非常に高くなるため、届出を行う際以外には用いらないようにしましょう。
だからといって、シャチハタのように、朱肉が無くでも押印できる印鑑の使用も厳禁です。
履歴書は公式なビジネスに用いる書類の一つです。
「シャチハタが使われているかどうかなんて、わからないでしょ」と思われる人もいらっしゃるかもしれませんが、社会人は印影の字のにじみ方から肉眼で判断ができます。
シャチハタで押印してしまうと、「社会人としてのマナーが判っていない」、「履歴書を重要な書類だと考えていない」と、みなされてしまうでしょう。
「簡単に済ませよう」と考えて、印鑑に人生を左右されないようにしましょう。
では、どのような認め印を履歴書に用いるのが相応しいのでしょうか。
履歴書に使う認め印について
1つ目は、サイズです。
直径が1.5cm程度の認印が履歴書には無難です。
サイズにこだわる必要はありませんが、手書きの文字と印影の大きさが違ったら、バランスが悪く見えますよね。
下書きした履歴書で、自分の文字の大きさを測ってみましょう。
それに合うサイズの印影を選ぶのがベストです。
2つ目は、字体です。
認め印では、「誰の印鑑か」をハッキリさせる必要があります。
そのため、読みやすく、活字に近い書体がオススメです。
これらの条件を満たしているのは、楷書体と行書体があります。
今一度、自分の書体を確認しましょう。
これらの要素を踏まえている印鑑は100円ショップでも販売しています。
シャチハタ以外の印鑑を用意しましょう。
まとめ
今回は、就職活動で重宝する履歴書における印鑑の使い方をご説明しました。
名字を写す印鑑は、あなたの人生を左右します。
正しい知識を持って、就職活動に臨みましょう。
就職活動における、あなたの成功を祈ります。