2017.12.10カテゴリー:印鑑について
男性にとって、実印を使う機会はたくさんありますよね。
車の購入やローン契約、仕事など、人生に欠かせない場面で活躍します。
将来に備えて作ろうと思っても、実印を見た機会は多くはありません。
どうやって作ったかを相談できる人も少ないでしょう。
少しでも早く持っておくことで、計画な人生を過ごせますよ。
人生で大きな契約をするのに、実印は必須ですよね。
その場面に適した印鑑を使うためにも、ここで実印の作り方を学んでおきませんか。
今回は、男性に向けて実印の作り方をお伝えします。
・実印は「氏名」で作成する
実印には、住民票に記載されている「氏」、「名」、「氏名」のうち一つしか記載できません。
男性の場合は、偽造防止や個人を証明するためにも、「氏名」で作成されることをオススメします。
実印は数ある印鑑の中でも重要度が最も高く、「個人を証明する」印鑑です。
「氏」や「名」の印鑑が悪いわけではありませんが、親族同士で取り違えてしまったり、偽造される可能性があったりします。
あなたの人生を他人に壊されないように、実印は「氏名」で作りましょう。
・「氏名」は縦書きで彫る
一般的な印鑑と同じように、男性の印鑑は「縦書き」で彫ってください。
印鑑において、縦書きの配置は『成長』、『発展』、『繁栄』を意味します。
人生だけでなく、仕事にも良い結果が訪れるように縦書きで実印を作成してください。
・「印相体(いんそうたい)」で実印を作成する
一般的な印鑑では、行書体(ぎょうしょたい)や古印体(こいんたい)、篆書体(てんしょたい)が良く用いられます。
これらの他にも、印鑑には様々な書体があります。
その中でも、実印に適しているのは「印相体」です。
印相体は実印の書体にふさわしい3つの理由があります。
1つ目は、可読性が低い事です。
皆さんは篆書体を見たことがありますか?
篆書体は昔の中国で使われている文字で、古代文字の中で最も歴史があると言われています。
その文字を読める人は、歴史を研究している人くらいでしょう。
印相体は、この篆書体を基に造形されました。
篆書体に比べれば、形が整えられているため読みやすく成っていますが、それら以外の書体に比べれば突出して読みにくいです。
この読みにくさは、実印において重宝します。
個人を証明する実印において、マネのされにくさは最も重要すべき要素です。
自分だけの実印を作って、他人に人生を影響されないようにしましょう。
2つ目は、欠けにくい事です。
印相体は他の書体に比べて、枠との接点が多いです。
接点が多ければ多いほど、落としてしまった時に壊れにくくなります。
少し欠けてしまうだけでも、実印はその効力を失ってしまうのです。
その場合、もう一度新しい実印を作り直さなければなりません。
費用は勿論、印鑑登録もしなければならないため、手間がかかってしまいます。
そのような事態になれば、様々な手続きが滞ってしまうでしょう。
それを避けるためにも、欠けにくさは重視されています。
印面だけでなく、素材の欠けにくさも注目しましょう。
3つ目は、縁起が良い事です。
文字が八方に広がっている印相体は、縁起が良いと言われています。
そんな印相体は吉相体とも呼ばれるほど、験を担いでいるのです。
人生における大切な場面だからこそ、少しでも有利に進めたいですよね。
印相体で運を引き寄せませんか。
・男性用実印のサイズ
男性が扱う実印は、銀行印や仕事印など他の印鑑より位も大きめに作ることで、その重要性が際立つと言われています。
具体的な大きさとしては、15mm以上が標準的です。
最近では、それよりも大きくして、16.5mmや18mmでより堂々とさせる方もいらっしゃいます。
15mmでも十分なサイズです。
どの大きさにするかは、文字のバランスを考えてみてはいかがでしょうか。
3、4文字であれば、15mmでも問題ありません。
5、6文字なら、18mmでピッタリです。
見栄えを意識するのですから、大きさだけでなく、デザインにも配慮するようにしましょう。
起業や会社の経営を担われる方の中には、上記よりも大きいサイズを選ばれる人もいらっしゃるのです。
大きなサイズの印鑑からは信頼感を受けますよね。
具体的なサイズとしては、21mmや24mmが人気だそうです。
でも、ここまで大きくなると、どんな大きさか想像できませんよね。
そのような方は、財布を手元に置いてください。
お札の表に捺されている印鑑の大きさは15mm、裏は13.5mmです。
一円玉の直径は20mmです。
どのようなサイズが気になったら、身近なもので大きさを確認してみてください。
まとめ
今回は、男性に向けて実印の作り方をご説明しました。
個人を表す実印には、その人らしさが表れます。
書体や大きさ、素材など、とことんこだわってみましょう。
こだわり抜いた実印は、「一生もの」に成ります。
男性の場合、実印を仕事の大きな局面にも用いることがあるでしょう。
あなただけの実印を作って、人生や仕事に成功をもたらしませんか。