2020.10.15カテゴリー:印鑑作成例 印鑑登録について
「実印の作成を検討しているが、手順が分からない」
「実印の作成で必要なものって何だろう」
このように思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
正式な役所での手続きのため、なるべく1回で済ませたいですよね。
今回は当社が実印の作成から登録をする上で必要なものと、登録の手順についてご紹介します。
□実際に実印を作る
実印として認可を受ける前段階として、実印自体の作成が必要です。
実印自体を作る注意点と、どこに依頼するのがおすすめかご紹介します。
*実印を作る際の注意点と要素を選ぶポイント
実印自体を作る上で注意しておきたい点はセキュリティ性が高いこと、自治体の定める実印としての規定に沿っていることです。
規定に沿って、オリジナリティの高い実印を作成すれば、おのずと実印のセキュリティ性は高まるでしょう。
では、実印のひとつひとつの要素を選択するポイントについて見ていきましょう。
まずは印影です。
印影に関わる、代表的な規定には、輪郭があり欠けていないもの、氏名以外を入れてはならない、印影の大きさが8ミリの正方形より大きく、25ミリの正方形より小さいというものがあります。
また、仮にルールに沿った実印であったとしても、文字の識別ができないなど、自治体には認められない場合、再作成が要求される可能性があるためご注意ください。
印影は男女によって、作る際の傾向が違います。
男性の場合、手が大きく、セキュリティ性を高めるためにフルネームで彫る場合が多いため、サイズは15ミリ~18ミリが好まれます。
女性の場合は、未婚女性は名字の変化を見通して、名前のみの実印、既婚女性はフルネームの実印を作られる方が多いです。
サイズは男性より少し小さめの、13.5ミリや15ミリあたりが好まれるでしょう。
小さめの実印は小さな手で扱いやすく、控えめであり、美しい印象を与えます。
また、書体については男女ともに、セキュリティ性の高さから篆書体(てんしょたい)と印相体を好んでいます。
女性の方では篆書体でも、太枠篆書体が特に人気です。
通常の篆書体よりも、やさしく軽やかなため、女性らしさがありおすすめでしょう。
続いては、おすすめの実印の印材について紹介します。
はじめにご紹介する印材は王道のチタン印鑑です。
チタン印鑑は強度、耐摩耗性、耐熱性、耐侵食性など多くの点で優れた性能を持っています。
また、金属アレルギーが発生しないため、どなたでも安全にご使用いただけるでしょう。
2つめはオランダ水牛です。
チタン印鑑に次いで耐久性が高く、縞模様が入っており、透明度が高いのが特徴です。
こちらの2点は実印が一生ものであると仮定して、耐久性や強度の高さからおすすめできる印材です。
男性向け、女性向け、エコな素材など選択肢はさまざまなため、自分に合った印材を選びましょう。
*実印作成はどこに依頼するか
実印は一般的には印鑑屋に依頼する場合が多いです。
印鑑屋に依頼する場合、店にもよりますが3~4日程度かかるでしょう。
なるべく早く実印が欲しい方はインターネットでの通販がおすすめです。
当社の通販では、18時までにご注文をいただいた場合(土日祝日を除く)、最短で翌日には発送いたします。
天候や交通状況の影響が無ければ、2日程度でお客様にお届けできます。
お急ぎの際はぜひご利用ください。
□印鑑登録の手順とは
実印自体が完成したら、次は印鑑登録です。
役所に登録に行く前に、印鑑登録に必要なものを手元に用意しておきましょう。
必要なものや、登録の手順は人それぞれ異なるため、その点を十分に留意しましょう。
まずは、本人が役所に訪問でき、顔写真付きの身分証を持っている場合です。
この時に必要なものは、実印となるハンコ、顔写真付きの身分証明書です。
また、マイナンバーカードは印鑑登録証にしたい場合は持参してください。
登録の手順は、申請書類の記載と窓口での提出のみです。
申請した当日に登録が完了するため、スムーズに登録ができるでしょう。
次は本人が役所に訪問できるが、顔写真付きの身分証明書が無く、保証人がいる場合です。
この時必要なものは、実印となるハンコ、2点の本人確認書類、保証人の実印、保証人の印鑑証明書(他市区町村で登録していた場合)です。
手順としては、申請書に必要事項を記載し、保証人の押印と署名をして、窓口提出すれば完了です。
こちらも当日に登録が完了するためスムーズでしょう。
次は本人が役所に訪問できるが、顔写真付きの身分証明書も保証人も無い場合です。
この時、登録は1日では完了しません。
1回目は実印となるハンコと二点の本人確認書類を持参し、申請書を窓口に提出します。
後日、役所から照会書が届くため、紹介書とハンコ、本人確認書類を持参し、もう一度窓口提出をしましょう。
最後は本人が役所に行けない場合です。
こちらも、一日では登録は完了しません。
1回目は本人の実印となるハンコ、委任状、代理人の顔写真付きの身分証明書を代理人が持参し、申請書を提出します。
後日、照会書、委任状、本人の実印となるハンコ、本人の身分証明書、代理人の身分証明書、認印等の代理人のハンコをお持ちの上、窓口にて照会書を提出してください。
□まとめ
実印の作成から印鑑登録までの手順を知っていただけましたか。
印鑑登録は段階を踏めば、代理人でも登録できますが、なるべく本人による登録をおすすめします。