2015.9.17カテゴリー:印鑑の書体について
当店「印鑑市場」では、実印や銀行印の書体は、「印相体」をお勧めしております。「印相体」は「篆書体」を進化させた書体とも言えます。
篆書体よりも印相体の方が複雑で、他人が彫刻内容を見たときに、一目で何と彫られているかが、わかりにくく、防犯性にも優れているので、
特に実印では印相体をお勧めしております。
しかし、、、
他の印鑑店のお勧め書体を見てみると、どうでしょうか。
実印でも「篆書体」を勧めている店舗が少なくありません。
これは、どういうことかと言うと、ほとんどの安売り印鑑店が採用している作成方式の「コンピュータ文字」で文字を作成する際に、
印相体よりも篆書体の方が簡単だからです。つまり手間をかけたくないのです。
そして、文字の知識がないと、印相体は篆書体を複雑化させる書体のため、文字が認識されず印鑑登録ができない、という事態も考えれ、
熟練の職人だけが作成するワケではない安売りの量販店では、そのようなリスクを取りたくないからでしょう。
厳密に申しますと、昔ながらの印鑑店では、そのような理由ではなく、篆書体が文字として確立された書体であるため、
新興の印相体よりも篆書体を勧める本格的な印鑑店もあります。
しかし、ただ単に手間をかけたくなく大量生産したいから、という理由で、お客様の書体選びを左右されてはたまりません。
印鑑市場では、文字の作成を「手書き文字」で行うことが可能です。
一生モノの印鑑に相応しい「手書き文字印鑑」を是非ご堪能ください。