2019.7.5カテゴリー:印鑑の書体について
「印鑑はおしゃれに作ることができるのだろうか?」
いつも日常で使用している印鑑、実は様々な種類の印材や書体があるのをご存知ですか?
その中には、女性におすすめなものがいくつかあります。
多くの種類の素材や書体から選ぶことで、オリジナルのおしゃれな印鑑を作ることができます。
今回は、印鑑を新しく作ろうと考えている女性に向けて、印鑑の素材や書体の種類についてご紹介していきます。
□印鑑の素材
印材は主に木材と角、金属の3種類があります。
今回は、その中でも、「薩摩本拓」「彩華」「黒水牛」「チタン」という、特に女性へおすすめする4つの素材をご紹介していきます。
*薩摩本拓
昔から親しまれる木材系の印材の中で、特に人気なのが薩摩本拓です。
なぜなら、経年変化が少ない特徴があり、見た目の木目も美しいからです。
また、きめ細やかな繊維で構成され、耐久性にすぐれています。
しかし、直射日光や、乾燥湿気に弱く、保存管理が難しいという短所があります。
正しく保管していただくと、長い間使用することができます。
印鑑は長い間使用していくものです。
木の優しいぬくもりが感じられる薩摩本拓はいかがでしょうか?
*彩華
独特な木目が特徴的な木材系の素材です。
また、真樺と呼ばれる樹木とフェノールレジンと呼ばれている樹脂に高圧をかけながら加熱処理して作られた、エコ素材としても知られています。
また、耐久性が強く、ひび割れが少ないことが特徴です。
濃茶色に木目が入ったデザインは、女性が持っていても武骨なイメージがないため、女性にもおすすめの印材になります。
*黒水牛
印鑑の素材の中で、一番みなさんが慣れ親しんでいるものです。
朱肉の赤と漆黒の印鑑のバランスが良く、昔から使われています。
高級感の漂う黒光りした美しさは、黒水牛特有のものです。
また、他の素材と比較しても、価格はお手頃です。
印鑑素材に迷われている方は、まず黒水牛を選んでみてはいかがでしょうか?
*チタン
宇宙工学には欠かせない金属であり、強度と耐久性が高いのが特徴です。
落下による衝撃を受けても、破損することがなく、個人の権利や財産を守る実印に使われることが多いです。
また、多くの医療器具にも使われており、安心して使うことができます。
チタンには、ブラストチタンや色のバリエーションが多い、プリズムチタンなど、一色のスタイリッシュなものから、カラフルで可愛らしいものまで選ぶことができます。
ワンポイントでジュエリーをつけることで、よりおしゃれになります。
印鑑のデザインを重視したい女性には、チタンをおすすめします。
□書体の種類
印鑑を作成するときは、素材や大きさ、彫刻印刷する名前など、考えることは多いです。
その中でも、名前の書体選びは、刻印したときの雰囲気を決定する大切なものです。
印鑑は、一度作ると、再度作ることはほとんどないですよね。
では、自分のお気に入りの印鑑を作るために、どんな書体を選べばいいのでしょうか?
女性におすすめする5つの書体をご紹介していきます。
*篆書体(てんしょたい)
日本札でも見られる書体で、私たちの生活に身近なものです。
さらに、篆書体は、元祖印鑑書体と言われており、2000年前から親しまれています。
そのため、現在の漢字とは形が異なる複雑な文字が使われているので、他人に認識しづらく、偽造されにくいという特徴があります。
実印や銀行印を作成しようと考えている方におすすめします。
*太枠篆書体(ふとわくてんしょたい)
篆書体とは、文字の線が細く、枠が太いという違いがありますが書体は全く一緒です。
文字には、やわらかな雰囲気をもつことができるため、特に女性におすすめする書体になります。
*吉相体(きっそうたい)
吉相体は、篆書体を基に生み出されたため、認識されにくいです。
文字の線が枠に多く接しているため、印鑑は壊れにくく丈夫になるという特徴があります。
また、書体の線は、広がって描かれている特徴があり、それは八のように「末広がり」だと縁起がよい書体と言われているため、占いや風水に使われることが多いです。
*隷書体(れいしょたい)
篆書体を簡略化した書体と言われています。
そのため、単純な文字が描かれ、認識しやすいのが特徴です。
*古印体(こいんたい)
隷書体をベースに日本独自で作成された書体と言われています。
丸く帯びた、簡易な文字が特徴的です。
□女性におすすめの印材をご紹介!
先ほど、印鑑によく使用される4つの素材について紹介しました。
しかし「もっと個性的なものを使用したい」、「より女性らしいものを探している」というように、印鑑選びにこだわりを持っている方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、女性に特におすすめな3つの素材を紹介します。
*オランダ水牛
白水牛とも呼ばれるオランダ水牛には、1つ1つ異なる模様があります。
これらは、天然素材ならではの独特な模様です。
多くのお店では、角の部位によって素材がランク分けされており、茶色い模様が少ないほど高級な印鑑とされています。
高級な白いものを選ぶのもよし、お気に入りの模様を見つけるのもよし。
自分に合った1本を探してみましょう。
*琥珀
宝石のようにも見える琥珀は、その見た目の美しさから、女性にも大人気です。
そんな琥珀の正体は、樹木が長い間地中で堆積してできた樹脂の塊です。
「人魚の涙」とも言われる、透明感のあるボディと温かみのある色合いが特徴の印鑑素材を選んで、毎日の暮らしをよりおしゃれにアップデートしませんか。
*水晶・天然石
他の人とは一味違う、珍しい印鑑をお探しの方におすすめなのが、水晶・天然石などのパワーストーン素材の印鑑です。
これらは美しいだけでなく、開運効果も期待できます。
特に、実印や銀行印のような個人を証明する大事な印鑑は、自身の分身とも言われます。 そのため、水晶や天然石のようなパワーストーン素材の印鑑を持つことで、運気上昇が見込めるかもしれません。
□目的をもって印鑑を選ぼう!
ここまで、印鑑の素材や書体の種類についていくつか紹介しました。
これらの素材や書体はその用途によって選ぶことで、見た目が美しいだけでなく使いやすい印鑑となります。
そこでここでは、印鑑の種類として代表的な、「実印・銀行印・認印」の3つについて、その用途と素材・書体の選び方をご紹介します。
1.実印
実印は主に、契約に関係する取引に使われます。
本人の象徴として一生涯使うハンコで、最も大切な印鑑です。
主な用途は以下の通りです。
・自動車購入
・マイホーム購入
・住宅ローンなど、お金の借り入れ
・官公庁での手続き
・遺産相続
実印として公的な契約に使用するためには、いくつかの決まりがあります。
その決まりは自治体によっても異なるため、あらかじめお住まいの地域の役所に確認するようにしましょう。
一般的には、姓名のフルネームでの刻印がされます。
書体には、複製のされやすい読みやすい書体ではなく、複雑な印影の実印をおすすめします。
素材としては、欠ける可能性のあるプラスチックや木材より、象牙やチタン、黒水牛といった頑丈な印材を選ぶと良いでしょう
また、印面が変形しやすいゴム印は実印には使用されません。
2.銀行印
銀行印の用途は、その名の通り、銀行・信用金庫・郵便局などの金融機関での口座開設のためです。
銀行印の仕様は特に決まりはないものの、名字のみの彫刻が一般的です。
また、お金を受け止めるといった意味から、縁起をかついで横彫りにされる方もいらっしゃいます。
銀行印も実印同様、セキュリティーを高めるために、偽造されにくい複雑な書体を選択すると良いでしょう。
3.認印
認印は、荷物の受け取りなど日常的に使う印鑑です。
そのため、100円ショップの印鑑から、高額な印鑑まですべて認印として使用可能です。
認印の主な用途は、以下の通りです。
・荷物の受け取りなど、日常的な場面
・アパートの契約・保険の契約
・社内文書の確認
認印は、先ほど説明した通り、どのような印鑑でも使えます。
ただし、アパートの契約など、大切な書類に印鑑を押す場面でも使われますので、量販品よりも、良質な印材の印鑑を使用することをおすすめします。
また、認印は読みやすいことが前提なので、複雑すぎる書体は避けたほうが無難です。
実印、銀行印、認印などのはんこと兼用すると当然使用回数が増えますので、 印影の流出、引いては偽造につながる可能性も高まります。
そのため、実印や銀行印とは分けて1つ持っておくと良いですね。
□まとめ
今回は、おすすめの印材と女性におすすめの書体をご紹介しました。
印鑑は日常生活には欠かせなく、長年使っていくものです。
様々な印材と書体から選んで、自分が納得いく印鑑を作成しましょう。
ぜひ、この記事を読んで印鑑を選ぶときに参考にしてください。
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