2014.4.15カテゴリー:印鑑の書体について
印相体よりも歴史は古く、お札に印字されている日銀総裁の印やパスポートの表紙の文字にも篆書体は使われています。
大陸で発祥した書体であり、一般的には周の金文という書体を起源として、戦国時代に変化し整理され、公式書体とされた小篆を含んだそれに関係する書体を指します。
公式書体としての歴史は長くはありませんでしたが、一般的に馴染み深かったのか、人気があり、現在でも印鑑の文字として使われております。
印鑑だけでなく、書道等でも用いられますが、現代でも寂れず使用される篆書体は現代の書体にはない独特のデザイン性が美しく且つ歴史的な重みがある文字と認知されていることが、人気の理由ではないでしょうか。