2015.5.20カテゴリー:印鑑の種類について
既報のとおり、昨日5月19日午後に「印鑑市場本店」のリニューアルが完了しており、リニューアル後も、多数のご注文をいただき誠にありがとうございます。また、リニューアル後のご注文集中により、大変混み合っており、受付完了通知が通常より1時間~2時間遅れておりますことをお詫び申し上げます。
現在、多くのお問い合わせをいただいているオプションの「手書き文字」へのアップグレードについてですが、
本来、ご注文フォームの書体選択項目で1本あたり、約¥2000で、偽造されにくい「手書き文字」へのアップグレードが可能な、機能を搭載予定でした。
しかし、昨日のリニューアルオープン時での本機能の実装まで至っておらず、ご迷惑ご不便をおかけしており、誠に申し訳ございません。
偽造されにくい「手書き文字印鑑」をご希望されますお客様は、本機能の実装まで、
同商品を販売しております、こちらの「印鑑市場手書き文字館」をご利用いただきますようお願い申し上げます。
今では印鑑は100円均一ショップでも手に入るようになりましたが、実は100均では絶対に手に入らない印鑑があるのをご存知でしょうか。
それは、職人が手書きで文字を刻む、手書き書体の印鑑です。
今回は、手書きの書体の印鑑の魅力をご紹介します。
□書体が手書きの印鑑はある?
大事な契約を結ぶ際に使用される印鑑は偽造されないようにしなければなりません。
同じ印鑑が2本あると大切な証明で偽造される可能性があるため、書体が手書き文字の印鑑を持つことが重要視されています。
手書きの書体の印鑑は熟練の彫刻職人が1本1本手書きで文字を書き下ろすため、偽造されにくい特徴があります。
世の中にあるほとんどの印鑑はパソコンで印鑑のデザインが出来るソフトの普及により、コンピュータ文字を活用して作られています。
このように簡単な作業で安価に印鑑ができる時代になりました。
一方で、時代が進むとともに電子機器が発達してきました。
電子機器の発達により、プリンターのような複製機器の精度が上がり、偽造リスクが高まっています。
偽造リスクを避けるためには、偽造されにくい書体を持つ手書き文字印鑑を持つことがおすすめです。
□手書きの書体の印鑑にするメリット
手書きの書体の印鑑にするメリットは偽造面だけではありません。
他にも手書きの書体の印鑑にするメリットはあります。
ぜひ書体が手書きの印鑑にするメリットを知って、手書き書体の印鑑にしてみてはいかがですか。
*バランスの良い文字
職人による手書きで書いた文字とパソコンで書いた文字の違いはバランスです。
私たち人間はバランスの取れた文字を実際に目で見た際に、美しさを感じられます。
現在、文字は常用漢字だけでも2000種類以上存在し、画数が多い文字や画数が少ない文字とさまざまです。
さらに、印影を作成する際には前後の文字との組み合わせを考慮しなければなりません。
印鑑の丸や四角の中に、画数の異なった文字を上手に納めなければ、見た目に美しさを感じる印影は完成しないからです。
職人は一本の線の3分の1から4分の1、髪の毛一本分よりも細かいくらいの微調整を行いながら印影を作成していくため、見た目が整っていてバランスの取れた文字になります。
一方で、パソコンは人間の見た微妙な感覚を理解するのはまだまだ難しいようです。
パコンから見た真ん中に配置した文字と私たち人間から見た真ん中は少しズレています。
パソコンが数学的に真ん中に配置した文字でも、形によっては「少しズレている」と感じることが多いのです。
そのためパソコンで作成された文字よりも、私たちは職人が手書きで作成した文字の方が美しさがあるバランスの文字だと感じられます。
*唯一無二の印影
バランスももちろん大切ですし、偽造対策としても手書き文字の印鑑は非常に有効です。
しかし何よりも、印鑑という自分の名前が刻まれた大切な物にも、個性を持たせられるのが手書き文字の印鑑の最大の魅力なのです。
コロナの影響で接触が控えられ、印鑑の存在が問題視されたにもかかわらず、今でもお祝い事の際には親しい人に印鑑が送られる文化もあります。
印鑑は人の名前を形にするものであり、さらに書体を職人の手書き文字にすることで、唯一無二の印影として思い入れのある印鑑ができるのです。
*珍しい名前でも対応可能
1人1人にさまざまな名前がある中で、時には珍しい漢字の名前をお持ちの方もいらっしゃいます。
人名用漢字や旧漢字はパソコンに対応していないこともあり、そうなると印鑑の入手は困難になります。
しかし職人が1本ずつ手書きしている手書き書体の印鑑なら、漢字が珍しくても対応できるので、珍しい漢字でお悩みの方もぜひお気軽にご相談ください。
□ 印鑑の基本知識
1:印鑑登録
印鑑登録は、個人の印鑑を公的に認められたものとして登録する手続きです。
どんな印鑑でも登録できるわけではなく、サイズや材質に規定があります。
大きすぎる印鑑や小さすぎる印鑑は登録できず、材質によっても制限があるため、注意が必要です。
例えば、非常に大きな印鑑は持ち運びが不便であるため実用性に欠け、小さな印鑑は細かい彫刻が難しく、文字が潰れてしまう恐れがあります。
材質に関しても、ゴム印などの柔らかい材質は耐久性が低いため、正式な場面では使用できません。
2:文字数の制限
印鑑に彫刻できる文字数は、物理的な制約によって異なります。
すべての文字を手書きで作成する場合、スペースが狭すぎると文字が細くなり、彫刻に耐えられなくなります。
文字数は漢字やひらがな、カタカナなどの組み合わせによっても異なり、特に複雑な漢字を多く含む名前の場合は、彫刻に時間と技術が必要です。
そのため、印鑑を作成する際には、文字数とデザインのバランスを考慮することが重要です。
3:紛失時の対応
実印や銀行印として使用される手書き印鑑は、同じものを再作成することができません。
紛失した場合は、新しい印鑑を作成し、再度登録する必要があります。
これは、ゴム印などの簡単に複製できる印鑑が登録できない理由の一つです。
新しい印鑑を作成する際には、以前と同じデザインや材質で作ることが推奨されますが、完全に同じ印影を再現することは不可能です。
そのため、紛失防止のために印鑑ケースや保管場所にも気を配ることが重要です。
4:印鑑の歴史
印鑑は、古代中国から日本に伝わり、奈良時代には既に広く使われていました。
当初は貴族や高官のみに使用されていましたが、江戸時代になると庶民の間にも普及しました。
現在では、実印、銀行印、認印など、用途に応じて様々な種類の印鑑が使われています。
手書き印鑑はその中でも特に伝統的な方法で作られており、一つ一つの印鑑が個性的であることから、特別な意味を持つアイテムとされています。
□ 印鑑の防犯性と選び方
印鑑の防犯性は、印影の読みやすさや複雑さに影響されます。
1:印相体の利点
特に実印では「印相体」と呼ばれる書体が好まれます。
この書体は、現代文字と異なる形状を持ち、読みにくいため、第三者が印影を見ても何が書かれているか判別しにくく、防犯性に優れています。
印相体は、独特の曲線や形状を持ち、偽造が非常に難しいとされています。
そのため、重要な書類や契約書に使用する実印には最適です。
2:価格の違い
同じ名称の印鑑でも、店舗によって価格が異なることがあります。
これは、印鑑の材質や作成方法の違いによるものです。
大量生産される激安店の印鑑は、品質や作成にかける時間が異なるため、価格に反映されるのです。
例えば、高品質な材質を使用し、手彫りで作成された印鑑は高価ですが、その分耐久性や独自性に優れています。
一方、安価な印鑑は短期間での使用や簡易な手続きに適しています。
3:材質の選び方
印鑑の材質には、木材、石材、金属、樹脂などがあります。
それぞれの材質には特有の特徴があり、選ぶ際には使用目的や予算を考慮することが重要です。
木材は温かみがあり、使い込むほどに味わいが増しますが、湿気に弱いという欠点があります。
石材は重厚感があり耐久性に優れていますが、割れやすいことがあるため、取り扱いには注意が必要です。
金属製の印鑑は非常に頑丈で長持ちしますが、重さが気になる場合があります。
樹脂製の印鑑は軽くて扱いやすく、カラーバリエーションも豊富ですが、耐久性が他の材質に比べて劣ることがあります。
4:印鑑ケースの重要性
印鑑を保管するためのケース選びも重要です。
ケースは印鑑を保護し、紛失や損傷を防ぐ役割を果たします。
ケースの素材やデザインにもこだわり、印鑑をしっかりと保護できるものを選びましょう。
革製や木製の高級感あるケースから、プラスチック製の軽量で扱いやすいものまで、さまざまな種類が販売されています。
また、印鑑ケースには防湿機能やクッション性が備わったものもあり、長期間使用する場合には特におすすめです。
□まとめ
世の中には、印鑑を作る職人が手書きで書体を刻む、手書き書体の印鑑が存在します。
偽造対策や文字のバランスを取るのに向いているというメリットもありますが、何より唯一無二で個性を持った、思い入れのある印鑑になります。
また、パソコンでは対応していない珍しい漢字にも対応しているので、なかなか自分の印鑑を入手できないとお悩みの方は、一度手書き書体の印鑑を検討してみてはいかがでしょうか。