2021.6.15カテゴリー:印鑑の種類について
実印をチタンで作りたい方へ!メリット・デメリットがあります!
実印は個人の身分を証明し、重要な契約において必要不可欠です。
この小さなアイテムには、手彫りと機械彫り、2つの異なる製作手法が存在し、それぞれにメリットとデメリットがあります。
この記事では、手彫り印鑑の芸術性と、機械彫り印鑑の効率性、両者の違いと魅力を深掘りします。
あなたの大切な印鑑選びに、ぜひ参考にしてください。
量販店の印鑑ショップには秘密にしたい!触れられたくない秘密!
- 手彫り仕上げ以上に大事なのが手書き文字で作成可能であること
- ネット通販ではコンピューター文字で作った粗悪品が横行しているので危険!
※検討している印鑑通販店があれば「手書き文字で作成可能ですか?」と聞いてみてください。
手書き文字で作成可能な店舗は技術が低い量販店ではありません。
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目次
チタンを使用した印鑑のメリット
チタンは一種の金属の素材です。
印鑑以外ではゴルフのクラブや自転車、さらには飛行機や潜水艦などにも合金が使用されています。
一体、どんな長所がある素材なのでしょうか。
以下でチタンの5つのメリットを解説します。
メリット1. 並外れた強度
鉄に比べると、強度はなんと3倍もあります。
傷がつきにくく、割れたり欠けたりしにくいのは大切な印鑑にぴったりの魅力ですよね。
その強度を誇りながらも、重さは鉄の3分の2なんです。
また、アルミニウムよりも錆びにくい性質を持っています。
高い耐食性を有しているため、たとえ海水中でも錆びることはありません。
耐熱性も極めて高いので、万が一火事に巻き込まれても約1670度にならないと溶けないです。
メリット2. 綺麗に押しやすい
チタンの印鑑は朱肉のノリが非常に良いので綺麗に押せます。
紙の上でも滑りにくく、しっかり押せるのも綺麗に押せる要因の1つとなっています。
またチタンの特徴上、適度な重さがあるためあまり力をかけなくてもくっきりと押せます。
印影がいつもかすれてしまってきれいに押せないとお悩みの方にもおすすめです。
メリット3. お手入れが水洗いで済む
朱肉をつけてハンコを押した後は、朱肉を拭きとりますよね。
しかし、拭き取りだけでは朱肉が奥に詰まってしまいます。
また、拭いた紙が彫った面の隙間に挟まってしまうなんてこともあり得ます。
昔から実印によく使われる水牛の素材は水に弱いのですが、なんとチタンは水洗いしても大丈夫です。
ブラシで洗剤をつけて磨けば新品のような状態で綺麗に保管できます。
メリット4. アレルギー反応が起きにくい
チタンはノンアレルギーの素材と言われており、人工骨や人工歯根、心臓ペースメーカー
などの医療器具に利用しても問題ないといわれています。
それほど無毒で非常に安全性が高い素材なのです。
また金属アレルギーが起きにくいため、肌が荒れやすい方でも安心してお使いいただけます。
どんな方が使っても安心して使えるのでプレゼントにも最適ですね。
メリット5. ステータスを感じるような高級感のあるデザイン
チタン印鑑は魅力的でスタイリッシュなデザインのものが多いです。
チタン特有の重厚感やクールな質感は所持する人の品格を表し、また高いステータスを感じさせてくれます。
さりげなく自然にステータスを演出できるためビジネスなどの場所でも重宝するでしょう。
以上がチタン印鑑のメリットでした。
チタンがかなり優れた素材であることがお分かりいただけたと思います。
次の章ではチタンのデメリットについて解説するので、メリットとデメリットを見比べたうえで判断するようにしてください。
作る前にチェック!チタン印鑑のデメリットについて
印鑑の素材としては優秀な面を数多くもっているチタンですが、デメリットもあります。
用途によっては致命的な面もあるので、お作りする前にはそのデメリットを把握しておくことをおすすめします。
ここからは、チタンの印鑑のデメリットを3つ解説します。
デメリット1. 他の印鑑の素材よりは重さがある
水牛の印鑑は18ミリ×6ミリで大体20グラムが一般的でしょう。
柘植(つげ)の印鑑はさらに軽く18ミリ×6ミリで大体15グラムが平均です。
チタンの印鑑は18ミリ×6ミリで大体70グラム前後もあります。
比べるとその重さは水牛の3倍以上、柘植(つげ)の5倍くらいになります。
毎日押すものではないと考えれば良いかもしれませんが、持ち歩く際には気になる場合があるかもしれません。
デメリット2. 値段の高さ
木材の印鑑や象牙の印鑑に比べると、2倍ほどチタンの印鑑の値段は高いです。
チタン印鑑の大体の目安としては、1本で1万円~2万円弱くらいを考えてくださいね。
値段が高いのには理由があります。
チタンはレアメタルの一種なので金属の中でも希少性が高いです。
また、強度の高さから印鑑にするまでには少し手間がかかります。
このように、もともとの素材としての希少性と加工の難しさがチタン印鑑の値段の理由でしょう。
デメリット3. 手彫りが難しい
これは1番注意していただきたいチタンの印鑑のデメリットです。
強度が高いことはメリットでもあるのですが、硬すぎるチタンは彫刻刀が入りません。
そのため手彫りで仕上げることが難しいです。
チタンの印鑑を作る時には、特殊なレーザー彫刻機で彫刻を施します。
機械的に彫りあげられてでき上がる文字は、グラフィックで作成した文字のそのままです。
機械彫りは複製が可能なので、セキュリティ面で弱さがあります。
データを使いまわすのが一般的なので、同じ印鑑が流通している可能性もあり得るでしょう。
このことを全く説明していない印鑑店が多いので、実印にする前には注意してくださいね。
チタン印鑑におすすめのサイズや書体について
チタン印鑑を作成する場合、目的によってサイズや書体を変える必要が出てきます。
サイズ
個人印の場合
実印・銀行印の場合だと13.5ミリから16.5ミリが一般的と言われています。
それよりも小さいサイズだと最大3文字しか彫刻できないため、名前が長い場合は認印として使う方が良いでしょう。
法人印の場合
個人用の実印や銀行印よりも大きめのサイズで作ることをおすすめします。
一番多くの方が選ぶサイズは16.5ミリと言われています。
具体的に代表印は18ミリで作成し、銀行代表印は16.5ミリから18ミリ、角印は21ミリから24ミリです。
書体
サイズだけでなく目的によって書体も異なります。
書体は篆書体、印相体、隷書体、楷書体、古印体の5種類があり、それぞれについて詳しく解説していきましょう。
篆書体 |
現代文字とは違い、少し形状が異なることもあるため可読性や偽造性が低い書体です。 ですので実印や銀行印を作成する際にこの篆書体は適しているのです。 日本銀行が発行する札やパスポートにも使用されていることから篆書体の安全性の高さがお分かりいただけるでしょう。 |
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印相体 |
篆書体を基に作られた書体で複雑で偽造されにくい点ではこれも実印や銀行印に向いていると言えます。 特徴としては中心から外に力強く流れる書体や縁に文字が接しているので欠けにくいという点があります。 |
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隷書体 |
篆書体を直線的にした書体で、読みやすくバランスの取れた印影を形作ります。 一万円札や日本銀行券にも使われています。 ただこれも偽造されやすい書体なので、認印に使われることが多いです。 |
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楷書体 |
最も基本的な字形なので日常でも使われる書体です。 見た目がとてもきれいで優しい印象を与えます。 認印に最適な書体ですね。 |
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古印体 |
隷書体をベースに丸みを帯びた書体で、日本で生まれたものです。 読みやすくなじみのある書体で可読性が高いため、実印や銀行印には使われずに代わりに認印に使われることが多いです。 文字の途切れ方にも特徴があります。 |
以上がチタン印鑑のサイズと書体についてでした。
目的によってサイズや書体は変わることをお分かりいただけたのではないでしょうか。
印鑑市場のチタン印鑑ならセキュリティ面も安心
先程、チタンの印鑑のセキュリティ面での懸念点をお伝えしました。
しかし、当社のチタンの印鑑はその点でもクリアしていますので、安心してお作りいただけるでしょう。
当社は、コンピューター文字と一線を画している手書き文字での特殊彫刻でチタンの印鑑を仕上げております。
手書き文字での彫刻は複製されにくく偽造されにくいというメリットがあります。
是非ともチタン印鑑は、偽造されにくい手書き文字でも作成可能な当社でのお求めをご検討くださいませ。
実印における手彫りと機械彫りの基本的な違い
実印の作成には「手彫り」と「機械彫り」の2つの主要な方法があります。
これらの手法にはそれぞれ独自の特徴があり、印鑑の質や個性に大きく影響を与えます。
1.手彫り印鑑の特徴
手彫りの印鑑は、職人が1つ1つ丁寧に手作業で彫刻する方法です。
職人の熟練した技術により、独特の温かみと芸術的な美しさが表現されます。
通常、高価ですが、その品質と個性は価格に見合う価値があります。
2.機械彫り印鑑の特徴
機械彫りは、高精度の機械を用いて作成される印鑑です。
一貫した品質と精度が保証され、均一な仕上がりが得られます。
大量生産が可能であり、コストパフォーマンスに優れています。
3.どちらを選ぶべきか
あなたの実印に何を求めるかによって、選択は異なります。
個性やオリジナリティを重視する場合は、手彫りの印鑑がおすすめです。
一方、コストと均一性を重視する場合は、機械彫りが適しているでしょう。
実印は、契約や重要な書類に使用されるため、慎重に選択する必要があります。
手彫りと機械彫り、それぞれの特徴を理解し、自分にとって最適な印鑑を選びましょう。
ただし、実印や銀行印用の印鑑を作成する際には、手彫りがおすすめです。
偽造のリスクを考えると、実印や銀行印用の印鑑は手彫りの方が安全です。
機械彫りと手彫りのメリット・デメリット
手彫りと機械彫り
手彫りと機械彫りの最も根本的な違いは、その制作プロセスにあります。
手彫りは職人の手作業によって行われ、一方、機械彫りは自動化された装置を使用します。この違いは、印鑑の「唯一無二」という価値観に大きく影響します。
1.手彫りの独自性
手彫りの印鑑は、全く同じものを再現することが困難です。
職人の手による微妙な力加減や技法によって、1つ1つの印鑑に独自の特徴が生まれます。これは、印鑑が持つべき「唯一性」を強調する要素と言えるでしょう。
2.機械彫りの再現性と効率性
機械彫りの印鑑は、一度設定されたデザインを正確に、かつ大量に再現できます。
これにより、時間とコストの効率化が図られますが、その分、手彫りに比べて個々の印鑑に特徴が出にくくなります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
手彫り |
職人の技術により、同じ書体でも仕上がりに個性が生まれます。 同じ書体でも、職人によって仕上がりに差が出るため、個性的な印章にしたい方には特におすすめです。 また、手作業によるため、全く同じ印章を作ることは技術的に可能であっても、実際には非常に困難です。 細部にわたる注意と緻密な作業によって、鮮明で美しい印影を生み出す傾向にあります。 仕上がりは職人の腕に依存し、質の高い印鑑が生まれることが期待できます。 |
手彫りは時間がかかり、その分コストも高くなりがちです。 また、職人によって仕上がりにバラツキが出る場合があります。 一貫性を求める方は機械彫りが良いでしょう。 |
機械彫り |
手彫りに比べて速く、大量の印章を短時間で製作できます。 また、機械彫りは設計通りの精密な仕上がりを保証します。 精密な機械によって彫られ、一定の品質と均一性を保てるのです。 |
機械彫りは全ての印鑑が同じ形であり、手彫りに比べて独自性はありません。 一部の機械彫り製品は、手彫りに比べて耐久性が劣る場合があります。 また、偽造される危険性も少なからずあり、安全面では手彫りがおすすめです。 |
手彫り | ||
---|---|---|
メリット |
職人の技術により、同じ書体でも仕上がりに個性が生まれます。 同じ書体でも、職人によって仕上がりに差が出るため、個性的な印章にしたい方には特におすすめです。 また、手作業によるため、全く同じ印章を作ることは技術的に可能であっても、実際には非常に困難です。 細部にわたる注意と緻密な作業によって、鮮明で美しい印影を生み出す傾向にあります。 仕上がりは職人の腕に依存し、質の高い印鑑が生まれることが期待できます。 |
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デメリット |
手彫りは時間がかかり、その分コストも高くなりがちです。 また、職人によって仕上がりにバラツキが出る場合があります。 一貫性を求める方は機械彫りが良いでしょう。 |
機械彫り | ||
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メリット |
手彫りに比べて速く、大量の印章を短時間で製作できます。 また、機械彫りは設計通りの精密な仕上がりを保証します。 精密な機械によって彫られ、一定の品質と均一性を保てるのです。 |
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デメリット |
機械彫りは全ての印鑑が同じ形であり、手彫りに比べて独自性はありません。 一部の機械彫り製品は、手彫りに比べて耐久性が劣る場合があります。 また、偽造される危険性も少なからずあり、安全面では手彫りがおすすめです。 |
手彫りはそのユニークさと芸術的価値で評価される一方、機械彫りはその一貫性と効率性で重宝されます。
重要なのは、各方法の特性を理解し、自分の要求に最適な選択をすることです。
自分の印章に求めるものは何かを考え、それに合った方法を選びましょう。
まとめ
実印選びは、単なる形式ではありません。
手彫りと機械彫り、この2つの手法は、個性と効率の間のどちらを優先するかで選ぶと良いでしょう。
手彫りはその独特の美しさとユニークな特徴で、個人の個性を反映する作成方法です。
機械彫りはその再現性と効率性で、現代のニーズに応える方法です。
自分にとって最適な印鑑を選び、大切な契約や書類にその印を押しましょう。