2023.12.27カテゴリー:印鑑の価格について 印鑑の種類について
100均の印鑑って使えるの?使える場合とおすすめできない場合をご紹介!
印鑑は日本の社会生活においてなくてはならない存在です。
個人の認証や契約に欠かせない印鑑はその種類や品質、用途によって幅広い選択肢があります。
今回の記事では、実用性を重視しコストパフォーマンスに優れた100均印鑑に焦点を当て、賢い選択のための情報を提供します。
- 100均印鑑のメリットとデメリットを理解し、日常使いに適した印鑑選びのヒントを探りましょう。
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目次
印鑑の選び方!
印鑑選びは単なる形式ではなく、その質感、耐久性、使い勝手に大きく影響します。
特に、日常使いを考える際、以下の点を意識しましょう。
1.素材の選択
印鑑の素材はその耐久性に大きく関わります。
天然素材は高価ですが長持ちする傾向にあり、一方でプラスチックなどの合成素材は低コストですが耐久性に劣ります。
100均印鑑は主に合成素材で作られており、日常的な軽い使用には適しています。
2.彫りの種類
印鑑には手彫りと機械彫りがあります。
手掘りは人の手で彫刻されているもので、機械掘りはコンピュータがデザインを読み込んだ後に、機械がデザインに沿ってレーザーで彫刻されたものです。
手掘りには完全手彫りと手彫り仕上げの2種類があります。
完全手彫りとは最初から最後まで完全手作りで行う方法で人の手のみでの作業なので高額な場合が多いです。
手彫り仕上げとは機械で大まかに削って仕上げに手彫りする方法であり、完全手彫りよりも安価なものが多いのです。
3.印面のサイズ
手の大きさや使い勝手に合わせた印面のサイズを選ぶことが重要です。
100均印鑑はさまざまなサイズが提供されており、個々のニーズに合わせた選択が可能です。
4.書体の選択
書体は可読性と印象に影響を与えます。
どの書体にするかは個人の自由ですが、なるべく読みやすい書体の方が良いでしょう。
古印体や隷書体は可読性が高く、文字が崩れる心配が少ない書体です。
実印・銀行印には100均印鑑を使うべきでない理由!
重要な契約や公的な手続きにおいて、実印や銀行印の役割は非常に大きいです。
しかし、100均印鑑をこれらの用途で使用する際には注意が必要です。
100均印鑑を使うことのリスク
100均印鑑は機械で大量生産されており、同じデザインの印鑑が容易に手に入ります。
これは、複製が容易であることを意味し、セキュリティの観点から見ると大きなリスクとなり得ます。
印鑑が複製しやすいという特性は、不正利用やなりすましのリスクを高めます。
不動産取引や金融取引などのような重要な契約では、セキュリティは非常に重要です。
100均印鑑は、その安易な複製性により、このような用途には適していません。
不動産購入のような高額な契約においては実印を利用して、口座開設時に金融機関に登録し、窓口でのお金の引き出しや振り込みなどに使う印鑑は銀行印を使いましょう。
認印と三文判とシャチハタの違い!
印鑑の世界には多様な種類があり、その中でも特に認印、三文判、シャチハタは日常生活でよく使われます。
ここではこれらの印鑑の違いと100均印鑑を認印として使用する際のポイントを解説します。
認印
認印は、身分証明や簡易な契約書に用いられる個人用の印鑑です。
市区町村に登録は不要で、日常的な使用に適しています。
100均印鑑は認印としての使用が可能で、気軽に入手できることが利点です。
もちろん専用の印鑑を利用してもかまいませんが、実印や銀行印ほど重要な契約では使用しないため、100均の印鑑を利用している人が多いのです。
三文判
三文判は、機械で大量生産された既成の印鑑を指します。
100均印鑑もこのカテゴリーに含まれ、低価格で手軽に利用できることが魅力です。
しかし、一意性が低く、実印や銀行印としての使用は適していません。
また、珍しい苗字をお持ちの方はそもそも印鑑自体がない可能性があるので、注意してください。
シャチハタ
シャチハタは、インクが内蔵されているスタンプ式の印鑑で、朱肉が不要な点が特徴です。
便利で手軽な反面、印影が変形しやすいため、認印としての使用は場合によっては認められないこともあります。
100均で見かけるシャチハタタイプの印鑑も同様の特徴を持ちます。
100均印鑑は銀行での取引や不動産売買などの重要な契約では使用できませんが、それ以外の軽い契約では100均印鑑で十分対応できます。
しかし、個人用の印鑑では、機能性以上の意味を持つ場合があります。
実印は縁起物として考えられる場合がある
印鑑は、自分を照明する分身ような物であるため、機能性だけでなく縁起についても考えるべきであるという意見もあります。
特に実印は一人一本しか登録できない一生ものの印鑑です。
また、銀行印についても口座ごとに複数持つことも可能ですが、お金に関わる印鑑であるため、縁起物であるべきであるという考えもあります。
印鑑にこだわりたい人は素材やサイズ、書体や名前の入れ方に至るまでこだわっています。
特に素材にこだわっている人が多く、100均印鑑だとプラスチックですが、こだわりの印鑑だと象牙やパワーストーンが使われている場合もあります。
100均印鑑の特徴!
100均印鑑は、その手頃な価格と便利さで多くの人々に利用されています。
しかし、店舗によって印鑑の特徴は異なります。
ここでは、主要な100均ショップの印鑑の特徴をご紹介します。
1.ダイソーの印鑑
ダイソーでは丸型がメインの印鑑を取り扱っています。
手彫りの認印もあり、その高級感ある書体が特徴です。
また、シャチハタタイプや訂正印など、幅広い種類の印鑑が用意されており、多様なニーズに応えています。
2.セリアの印鑑
セリアでは朱肉で押すタイプの印鑑がメインです。
以前はボールペンとドッキングした変わり種の印鑑もありましたが、現在はシンプルなタイプが主流です。
セリアの印鑑は店舗によって取り扱いが異なるため、見つけたらラッキーかもしれません。
3.キャンドゥの印鑑
キャンドゥではシャチハタと認印の両方があります。
特に、キャンドゥの認印は丸みを帯びた書体が特徴的で、個性的な印影を提供します。
そのため、普段使いには便利であり、少し個性を出したいときに適しています。
以上の点を踏まえると、
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100均印鑑は日常的な使用には便利であり、店舗ごとの特色を理解することで、よりニーズに合った選択が可能です。
低価格でありながらも、多様な用途に対応する100均印鑑の可能性を最大限に活用しましょう。
まとめ
本記事では、印鑑の選び方、実印・銀行印に100均印鑑を使うべきでない理由、認印と三文判とシャチハタの違い、100均印鑑の特徴について解説しました。
印鑑を選ぶときは、素材、彫り方、印面のサイズ、書体を考慮して選びましょう。
また、100均印鑑は簡易な契約で用いる分には何も問題はありませんが、複製しやすいため、銀行での取引や不動産売買のような重要な契約では100均印鑑ではなく、実印や銀行印を使うようにしましょう。
三文判とは、機械で大量生産された既成品を指し、100均印鑑はこのカテゴリーに含まれることが多いです。
シャチハタもこの三文判に分類され、インクが内蔵されているため朱肉が不要であることが特徴です。
しかし、認印として認められない場合があるため、注意が必要です。
また、苗字が特殊な場合だと、そもそも100均印鑑がない場合があります。
100均印鑑の特徴をよく理解して、実際にどの印鑑を用いるかを検討しましょう。