2017.5.24カテゴリー:未分類
役職や業種によって、扱う印鑑の種類が増えることでしょう。
では、それらの印鑑を正しい用途で使えていますか。
その書類にふさわしい印鑑を用いなければ、その書類を作り直す必要が生じ、自社だけでなく、相手にも迷惑が及んでしまうことがあるのです。
そのような事態は誰もが避けたいですよね。
ビジネスで用いられる印鑑はこれら8つです。
・契印
・消印
・割印
・訂正印
・捨て印
・止め印
・角印
・丸印
目にしたことがある印鑑もあれば、初めて見る印鑑もあることでしょう。
しかし、会社に勤めていく上でこれら8つの印鑑は必須です。
「自分はまだ使わないから」
このような考えだと、いつの日か大きな問題が起きてしまうかも知れませんよ。
そのことを防ぐためにも、今回は8つの印鑑とその役割についてお伝えします。
印鑑の種類について
・契印
契約書が2枚以上になる場合、袋とじにしますよね。
袋とじにした契約書に後から手を加えることを防ぐ役割を担う印鑑です。
押す場所は全ての綴じ目で、押す人は契約を結ぶ甲と乙の両者です。
・消印
契約書に収入印紙を貼ることもありますよね。
その収入印紙を再利用されてしまうのを防ぐ役割を担う印鑑です。
押す場所は収入印紙に半分かかるよう押し、押すのは契約書を作成した側とされています。
・割印
契約書は甲と乙の両者が保管するために2通作成しますよね。
作成した2通が同じ内容であることを表す役割を担う印鑑です。
契約書を重ねて、上の契約書を上下左右にずらして、契約書の重ね合わせた部分をまたぐように押します。
押す人は、甲と乙の両者です。
・訂正印
一度作成した契約書を訂正することもありますよね。
契約書を訂正したことを示す役割を担ってくれます。
訂正する場合は、訂正する箇所に二重線を引き、訂正した語句を余白に記入しましょう。
欄外に何処を訂正したかを表す文章を欠かさず描くようにしてください。
訂正が終わったら、訂正した場所のそばに、甲と乙の両者の印鑑を押します。
そこでは、署名捺印に使用した印鑑を用いるようにしてください。
・捨て印
訂正印と同じように、契約書を訂正する際に用いられる印鑑です。
あらかじめ印影をつけておいて、相手の印鑑をもらう手間を省く役割を担っています。
基本的に訂正する場合は、訂正印で説明したやり方で行うのが最も望ましいですが、このような方法もあることを知識に入れておきましょう。
・止め印
契約する内容によっては、余白ができる契約書もありますよね。
その余白を悪用されるのを防ぐのが止め印の役割です。
契約書を作成した後に、「以下余白」と記述することが多いかと思われます。
その記述をする代わりに、書類を作成した人の署名捺印で文章の終わりに押印する事を言うのです。
・角印
領収書や請求書など、頻繁に用いる書類がありますよね。
それらの書類に押印して、その会社がこの書類を発行したことを表すのが各印です。
領収書や請求書の場合、自分の会社名にかかるように押しましょう。
契約書の場合、捺印署名を行っているため、会社名に角印を押す必要はありません。
・丸印
丸印が無ければ、企業活動が何一つとして円滑に行えません。
丸印は自分の企業を法人に認めてもらうための印鑑で、設立登記の際に法務局に登記する必要があります。
法務局に登録する印鑑のため、用いられる場面も企業の存続に関わる重要な取引に用いられるのです。
丸印を用いる際には、その印鑑に会社の命運が宿っていることを自覚しましょう。
まとめ
今回は、ビジネスで頻繁に用いる8つの印鑑の役割と使い方についてご説明しました。
これらの他にもビジネスで用いる印鑑は多数存在します。
それぞれの印鑑の役割と使い方、名前を覚えてスムーズな取引ができるようにしましょう。