2017.5.31カテゴリー:未分類
突然ですが、自分の印鑑を取り出してください。 その印鑑の状態はどうなっていますか 朱肉が印面以外にも付いていたり、印面が詰まっていたりしてしまっている方は少なくないと思います。 印鑑をキレイな状態にしておくことは、整った印影をつけやすくなることに繋がるのです。 もし、契約を結ぶ際、取引先が汚い印鑑を持ってきていたら、取引が不安になってしまいますよね。 「印鑑一つで会社の存続が関わる」というと大げさに聞こえてしまいますが、自分の印鑑がキレイかどうかで人生は大きく変わることでしょう。 「印鑑の掃除はしたいけれど、やり方がわからない…」 このような思いを抱かれている人も少なくないと思います。 友人と話す時でも、印鑑の掃除のやり方なんて話しませんよね。 日常で印鑑を用いる場面はほとんどありません。 しかし、使う時はいつも突然やってきますよね。 そのような際に、人に見られても恥ずかしい思いをしないようためにも、手元にある印鑑をキレイにしてみませんか。 今回は、印鑑のをキレイにする方法についてお伝えします。
印鑑を保管する際の注意点とは?
ご自身の大切な印鑑を正しく保管できていますでしょうか。
日々の扱い方によって、印鑑をきれいに保てるかどうかが決まります。
ここでは、印鑑を保管する際の注意点について2点紹介します。
・印鑑を保管する際はケースに入れる
・優しく取り扱う
印鑑を保管する際はケースに入れる
印鑑は素材に関係なく乾燥に非常に弱いです。
仮に、ケースに入れずにそのままタンスに入れっぱなしにしている方がいらっしゃれば、すぐに印鑑専用のケースにしまうようにしましょう。
印鑑ケースには、さまざまなテイストが存在します。
・シンプル
・キュート
・ゴージャス
ご自身の好みの印鑑ケースで保管してみても良いでしょう。
また、温度変化や湿度変化が激しい場所に関しても印鑑は苦手です。
直接冷暖房が当たる場所や、直射日光に長時間当たる場所は避けた方が良いでしょう。
乾燥している場所や温度変化は印鑑のヒビの原因になりますので、常温で湿気の低い場所に保管するようにしましょう。
中には、角形の印材を使用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方は、湿気や温度に加えて害虫に注意する必要があります。
角形は動物性の印材ですので、虫がつく可能性が高いのです。
優しく取り扱う
まずは、強い衝撃を必ず避けるようにしましょう。
大半の印鑑は自然素材のものが多いので、衝撃を避けることによって長く使用できる可能性が大幅に高まります。
最近では、耐久性の高い印鑑が増えていますが、印面部分は非常に繊細に作られており、割れやすいのです。
そのため、ケースから取り出した際に、うっかり落としてしまったということがないように日常から気を付けておきましょう。
また、捺印をする際に勢いよく何度も押し付ける方も中にはいらっしゃるでしょう。
勢いよく捺印をすると、きれいな印影が写らないだけでなく、印鑑自体を傷つけてしまいます。
捺印の際には印鑑マットを下に敷いて優しく押すことを意識しましょう。
素材によって洗い方が違う?
前提として、印鑑には色んな材質があり、細かい手入れの仕方はその材質によって異なるのです。 けれども、どの材質もある程度は丈夫なため、柔らかい布で掃除すれば、どの材質も同じ方法で手入れを行えます。 今回は、どの材質にも対応できる方法についてお伝えするため、ご安心ください。
汚れの原因について
まず、汚れの原因についてお伝えします。 印鑑が汚れている原因のほとんどは朱肉によるものです。 印鑑を使った後に、ティッシュで印面を拭かれる方もいらっしゃいますよね。 しかし、ティッシュだけでは細かい汚れを拭き取ることはできません。 もし、その汚れがホコリなどにくっついてしまうと、キレイな印影を付けられなかったり、印鑑を劣化させてしまったりします。 毎回行うのが望ましいですが、勤務時間中だとそんな余裕はないですよね。 そのため、月に一度でも印鑑を掃除しましょう。
印面の手入れの仕方について
次に、印面の手入れの仕方についてです。 印面は、印鑑専用のブラシか柔らかめの歯ブラシで掃除しましょう。 磨く際は力を入れず、小刻みに掃除していきます。 ブラッシングを終えたら、柔らかい布で拭いていきましょう。 柔らかめのブラシを使っていても、頻繁に掃除をしてしまえば、劣化したり印面を傷つけてしまったりします。 そのため、月に一度程度だけ歯ブラシを用いて印鑑を磨いてあげましょう。
綺麗な印鑑を保つ方法
最後に、日頃からキレイな印鑑を保てる3つのポイントをお伝えします。 1つ目は、「朱肉をつけすぎないこと」です。 朱肉をつけすぎてしまうと、印鑑が汚れやすいだけでなく、印影もにじんでしまうことがあります。 朱肉を印鑑に付ける際には、軽く叩く程度で付けるようにしましょう。 2つ目は、「捺印マットを使用すること」です。 捺印マットの存在をご存知でしょうか。 捺印マットをしくだけで、印影を付ける際に印鑑にかけてしまう負荷を減らせることができ、印鑑の劣化を抑えることができます。 その上、土台を整えるため、キレイな印影もつけやすくなるのです。 印鑑を多用される方は、捺印マットを敷いてから使うようにしましょう。 3つ目は、「印面をしっかり拭くこと」です。 使った後に、印面を拭かなければ、見栄えが悪いだけでなく、次に使う時、印影がはっきりと映らないこともあります。 印鑑を使った後は拭くことを忘れないようにしてください。 3つのポイントを守って綺麗な印鑑を保ちましょう。
印鑑を布・ティッシュで拭く方法とは?
捺印をした後は何も拭き取らずにいると、もちろんの事ながら朱がついたままの状態になっています。
この状態のままで放置していると、目詰まりを起こしたり、耐久性が著しく悪くなったりします。
ここで、ティッシュや布を使用することで効率よく朱を落とすことができます。
これまでは、印鑑を保管する際の注意点について紹介してきました。
ただし、このようにきれいに保管するために、印鑑を布やティッシュで拭く方法も存在するのです。
ここでは、印鑑を布・ティッシュで拭く保管方法に焦点を当てて、紹介します。
まずは、布に厚みをつけるために折り畳み、机の上に敷きましょう。
次に、厚みを持たせた布の上に印鑑をおいて、滑らすように拭き取りましょう。
持ち方に決まったものはありませんので、ご自身が持ちやすい方法で行うようにしてください。
そして、印面の朱を落としたら、きれいな布の面で印鑑のボディーに付いている朱を落としましょう。
布で印鑑を拭き取る方法は以上です。
布を用意できない場合は、ティッシュでも問題ありませんが、布と同様に厚みをもたせて同じ方法で朱を拭き取るようにしましょう。
また、拭き取るうちに、印面にある朱墨も一緒に落としてしまい、不安になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、朱墨が落ちたとしても印影に影響はありませんので、ご安心ください。
加えて、摩擦の原因になってしまうため、布やティッシュで拭き取る際には強く擦らないようにしましょう。
同様に、拭き取る際には不向きであると考えられる硬い生地の布も避けた方が良いでしょう。
あくまでも優しく取り扱ってください。
まとめ
今回は、印鑑をキレイにする方法と3つのポイントについてご説明しました。 「月に一度、歯ブラシで掃除をする」 今回の記事ではこのようにお伝えしましたが、印鑑を多用した週には、印鑑の状態をよく見てみましょう。 「この印鑑を人が使っていたら、自分がどう思うか」 この考えを基準に掃除を行って、いつ使っても問題がない印鑑を保ちませんか。