2021.1.10カテゴリー:未分類
実印をフルネームで作るか苗字だけで作るかで迷っている方はいませんか。
実印は銀行印や認印よりも重要な印鑑ですので、表記や書体についてはしっかり考える必要があります。
この記事では、実印の表記や書体について詳しく解説します。
□実印の表記に規定は無い
本人証明として使うものですので、実印には当然本人の名前を彫ります。
実印は人生の重要な局面で使用する大切な印鑑ですので、フルネームで作るべきだと考える人は多いです。
しかし姓名両方を明示することは必ずしも必要ではなく、基本的にはどちらか片方だけでも問題ありません。
実印は文字だけで登録されておらず、印影の細かい形状そのものを同一性の根拠とし、それが登録されています。
したがって、姓名どちらか片方だけでも、本人証明には十分なのです。
ただし、実印に関する規定は地域によって若干異なるため、気になる方は各市町村のホームページを確認してみましょう。
フルネームで作る場合と苗字だけで作る場合で、値段は違うのか気になる方はいるかもしれませんね。
しかし、基本的には刻印内容の違いで印鑑の値段に差が生じることはありません。
そのため、値段は気にせず印鑑の表記は選べますよ。
□実印の表記について
前項でも解説した通り、実印の名前の表記に規定はありません。
そのため、自分自身でその表記にするか選ぶ必要があります。
しかし、どの表記にすれば良いのか分からず迷ってしまう方はいますよね。
ここでは、実印の表記について解説しますので、どの表記が自分に向いているのか把握しましょう。
*男性の場合
男性の場合、フルネームで実印を作成することが多いです。
文字が多いと、その分印影が複雑になるため、複製されにくいです。
漢字で最大8文字程度まで刻印できるため、よほど氏名が長くなければフルネームで作成できるでしょう。
実印の表記を迷われている男性の方には、安全性の高いフルネームがおすすめです。
*女性の場合
女性の場合、名前のみで作成する方も多いです。
その理由は、結婚による苗字の変更です。
結婚前に姓名両方を彫り込んだ印鑑で実印登録している場合、結婚すると登録内容と氏名が食い違ってしまいますよね。
この場合、新たに実印を登録し直す必要があります。
苗字が変わったタイミングでまた新しい実印を作るのは手間がかかって面倒ですよね。
そのため、まだ結婚していない女性はあらかじめ名前だけを刻んだ印鑑を用意し、実印登録することが多いです。
結婚後もそのまま実印を使い続けられる点が、名前のみで作成する大きなメリットと言えます。
また、氏名の文字数や画数が多い場合、印面が細かくなりすぎて押印した時に印影がつぶれてしまうということも防げます。
ただし、フルネームの方がセキュリティ面では優れているため、悪用が心配な方はフルネームで作成すると良いでしょう。
また、社会的な肩書のある女性のほとんどは、フルネームで実印を作ります。
実印は重要な契約や書類で使用するため、実印の表記を決める際はご自身の社会的立場も考慮しましょう。
□おすすめの書体とは
実印は表記だけでなく、書体も考慮すべきです。
書体を決める際に最も注意するべきことは、偽造リスクです。
実印は人生の重要な場面で使用される印鑑ですよね。
どんな書類か分からずに烙印してしまうと、大きなトラブルにつながる恐れがあります。
そのため、実印は偽造されにくい複雑な書体を選ぶ必要があります。
それでは、実印におすすめの書体を具体的に紹介しますね。
実印には印相体が最もおすすめです。
印相体の文字は複雑で読みにくく、彫刻士の意匠を文字デザインに反映できるため偽造されにくいです。
印相体の文字を見ると、とても読みにくいですよね。
この判読性の低さが大切であり、偽造リスクが少ないと安心して実印を使用できますね。
印相体は、実印の中では最もセキュリティ面では優れていると言えるでしょう。
また、文字が外枠に接している部分が多いため、枠が欠けにくいという特徴もあります。
外枠が欠けてしまうだけで、実印としての効力を失ってしまいます。
もしそうなると、また新たに実印を作り直す必要があり、とても面倒ですよね。
そのため、欠けにくい印相体は実印に向いていると言えます。
印相体は、八方広がりの形であることから、運気の上がる開運書体とも言われています。
そのため、印相体は縁起の良さでも人気がありますよ。
また、優雅な印象を与える篆書体もおすすめです。
印影の美しさから、篆書体は女性に人気です。
篆書体は印相体から派生して出来た書体ですので、安全性も高いと言えます。
□まとめ
今回は実印の表記やおすすめの書体について解説しました。
実印はフルネームで作るのが最もおすすめですが、苗字の変わる可能性が高い女性の方は名前のみで作成するのも良いですね。
書体については、安全性の高い印相体や篆書体を選ぶと良いでしょう。
実印の作成を検討中の方は、ぜひ当社までご連絡ください。