2021.4.5カテゴリー:印鑑販売について
「実印をどのように作ればよいかわからない」とお悩みの方はいらっしゃいませんか。
実印は、契約やサインなどの大きな金額を伴う場面で必要不可欠なものですよね。
そこで今回は、実印を作成する際のポイントについて、徹底的に解説します。
□実印を使用する場面について
実印がいつ使用されるかご存じでしょうか。
ここでは、実印の使用場面について具体例を交えながら解説していきます。
1つ目の場面は、不動産の取引時です。
マイホームの購入時や土地の売買など、不動産の取引を行う際は実印が必要になります。
また、物件の購入時に、所有権を自分の住所に移転登記する際にも実印を使用します。
実印の押印時には、印鑑証明書も合わせて必要になるので、事前に役場で発行しておきましょう。
2つ目の場面は、金融機関から融資を受ける場合です。
住宅の購入や会社を起業して資金を借りる場合など、多額のローンを組む際に実印が必要です。
金融機関での手続きのため、同時に登録済みの銀行印が必要になるかもしれません。
2つをそろえて準備しておきましょう。
3つ目の場面は、高額な買い物・遺産相続などの契約時です。
車などの高い商品を購入する場合や遺産の相続を行う場合には、契約書に実印を押印する必要があります。
このように、実印は重要な契約の際に使用し、自分の権利や財産を守るために存在しています。
□実印はどこで作ればいい?
実印はインターネットもしくは店舗で作れます。
それぞれのメリットやデメリットを紹介いたします。
インターネットで購入するメリットは、費用を抑えられることです。
一方、デメリットは、手に取った時の感触などを確認できないことが挙げられます。
そのため、押し心地や材質を気にしなくて良いという方は、インターネットでの購入がおすすめです。
店舗での購入は、実際に手に取って感触を確認できることがメリットです。
デメリットは、費用が高くなってしまうことが挙げられます。
特に、百貨店などに入っている印鑑屋さんの場合、街の印鑑屋さんよりも値段が上がってしまうでしょう。
印鑑は何回も作るものでもなければ、何回も購入するものでもありません。
さらに、使用される場面は高額取引が発生する場面が多いでしょう。
そのため、ご自身が納得できる印鑑を作ることは、とても大切なことです。
こういった要素や特徴を比較した上で、ネットで購入するか、店舗で購入するか検討してみましょう。
□実印を作る際のポイントについて
ここからは、実際に実印を作る際のいくつかのポイントについて解説していきます。
実印は公的な効力が発生するものなので、規定をしっかりと確認しておきましょう。
*役所で定められている実印の規定
まずは、印影の大きさです。
印影とは、印鑑を押したときの朱肉の跡のことです。
印影の大きさは「8ミリメートルの正方形に収まらず、25ミリメートルの正方形からはみ出さないもの」と規定されている場合が多いです。
しかし、この規定は住んでいる市町村によって異なりますので、作成する前に確認しておきましょう。
形は自由で、特に決まりはありません。
そのため、楕円系でも角形でも使用できます。
しかし、輪郭のないものは認められないので注意しましょう。
なぜなら、輪郭がないものは偽造される危険性が高いことや、きれいに押せない可能性があるからです。
また、印鑑に刻まれる文字にも規定があります。
それは、戸籍上の名前を使用することです。
戸籍上の名前とは、フルネーム、苗字・名前のみ、もしくは苗字と名前の頭文字を合わせたものなどです。
実印は1人1つしか登録できません。
そのため、家族が登録している印鑑は使用できないので、気をつけましょう。
また、ゴム印やスタンプなどの変形しやすい材質のものも使用できません。
これらのことに気をつけて、実印を作成しましょう。
*実印の刻印内容について
実印の刻印内容は、上記で紹介したようにフルネームや苗字のみなど、個人の自由です。
そのため、どれをどのように刻印するか、悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、男女別の傾向や書体についてご紹介します。
男性の場合は、フルネームで作る方が多いと言われています。
フルネームで作ることは、印影が複雑になり偽造のリスクを減らせるというメリットがあります。
女性もフルネームで作る方は多いですが、名前のみで作る方もいらっしゃいます。
理由として、結婚などによって苗字が変わる可能性があるということが挙げられます。
そのため、印鑑を作り直すのが手間だと感じる方は、名前だけで作ってみてはいかがでしょうか。
また、印鑑の書体は偽造されにくいように、「吉相体(きっそうたい)」にすることをおすすめします。
吉相体は、他人に読まれにくく、簡単に作れないことが特徴です。
□まとめ
今回は、実印の作る際のポイントについて解説しました。
実印を作る際には是非参考にしてみてください。
実印の作成をお考えの方は、ぜひ当社をご利用ください。